夢をあきらめない!

 眼が覚めたら両足が無くなっていた。こんな状況でした。一番驚いたのは私でした。何事が起ったのかさえわかりませんでした。後でわかった事は、電車に轢かれ両足を失ったこと、高次脳機能障害の記憶障害があること、複視という眼の障害があることだった。両足を失った私は、これから一生車椅子の生活だと思った。

 歩くことさえ出来なかった私がリハビリでなんとか歩けるようになった。長く歩くと足に痛みが出た。眼には複視が出た、歩いていても路面の状態がわからない。苦手なのは路面の状態が悪い道を歩くこと、そして長い距離歩くことだった。自分に一番出来そうもないことが"マラソン"だった。「この一番苦手なことが出来れば他の事は何でも出来る」そう思って目標にしたのが"フルマラソン"だった。先生も廻りの人達も「無理だ」「そんなこと出来ない」と言った。「あきらめずに続けていればいつか出来るようになるはず」そんな想いで始めた"マラソン"

 両足が無く、眼に障害を抱えながらも"少しずつでも進み続ければ、必ずゴールにたどり着く"そう信じて走り続けた。
自分の環境や能力に不満のある人達へ"自分の環境は恵まれている"。自分の夢をあきらめかけている人達へ、"あきらめなければ夢は実現できる"そんな気持ちになってくれたら素晴らしい。

島袋 勉

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