広報くめじま 2006年12月号 「夢をあきらめない」

広報くめじま　2006年12月号　「夢をあきらめない」

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広報くめじま12月号掲載　「夢をあきらめない」

　10月23日（月）、義足のランナー島袋勉さんの講演会が具志川中学校で行われた。

　島袋さんは、５年前、鉄道事故に遭い両足を切断。記憶障害の後遺症と闘いながらの職場復帰、フルマラソンに挑戦するまでの体験などを語った。参加した生徒、保護者は講演に聴き入った。

　２度目の参加となった久米島マラソン。島民のあたたかさ、応援する子供達の姿に感動したという島袋さんのメッセージを紹介します。

　2005年大会より参加させていただき、久米島のあたたかい人柄や、応援する子供の姿にとても感動しました。

　昨年、足に激痛が出た時、大岳小野球部の子供達が、「がんばれー」「ラシーマファイヤー」など思い思いの言葉をかけながら、いつのまにか一緒になって進んでくれました。久米島の一人一人のあたたかい心に触れながらどうにかゴールまで行くことができとても嬉しかったです。

　「今年は是非7時間以内にゴール」と目標を立てエントリーしていましたが、マラソン直前に使い慣れた義足が折れてしまい急遽対処を考えましたが、間に合いませんでした。

　「エントリーしているので最善を尽くして、どうにか7時間以内で走りたい・・・」と思いスタートしましたが、義足が合わないため負担が大きく激痛が続いてしまいました。そんな中、具志川中学校の生徒が水やアイスを持参しながら「ファイト！ファイト！」と声をかけ一緒に進んでくれました。

　今回は予想以上に厳しくとても苦しいマラソンとなりました。苦しいマラソンだっただけに、あきらめずに完走できて嬉しく思っています。

　久米島の皆さんの理解があってこそ、最後までゴールに向かえました。ありがとうございます。

　これからもあきらめない習慣を身に着けるため自分にとって苦手なマラソンに挑戦して行きたいです。久米島の皆さんにまた、会えるのを楽しみにしています。

島　袋　　勉

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2006年12月 1日 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)