琉球新報 「苦手だから挑戦」 声援背にゴール 石垣島マラソン
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琉球新報2007年1月29日掲載
「苦手だから挑戦」 声援背にゴール 石垣島マラソン
【石垣】義足のランナーとして知られ、二〇〇六年度琉球新報活動賞を受賞した島袋勉さん(43)=那覇市=が二十八日の石垣島マラソン第五回大会の10㌔の部に出場した。強風の影響と義足の調整がうまくいかず、制限時間に間に合わなかったが、三時間三十一分三十三秒でゴール。会場の石垣市中央運動公園陸上競技場は感動の拍手が鳴り響いた。
多忙のスケジュールを縫って参加を決めたのは、石垣市の知人嵩原督さん(53)の呼び掛け。
つえを突きながら、妹の栗田智美さん(40)や嵩原さんと一緒に走る姿に沿道だけでなく、ドライバーからも「頑張れ」という声援が飛んだ。「道路のこう配で義足がずれ、ひざが痛かったが、温かい応援に勇気づけられた」。「一番苦手なことは走ること。だから挑戦し続けたい」と晴れ晴れした表情を浮かべた。
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