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宮古毎日新聞 「夢をあきらめないで」/義足のランナー島袋勉さん 養護学校で講演

▼宮古毎日新聞:「夢をあきらめないで」/義足のランナー島袋勉さん 養護学校で講演
「言い訳しない」「隠さない」/マラソン完走体験など紹介

「夢をあきらめないで」/義足のランナー島袋勉さん 養護学校で講演
「言い訳しない」「隠さない」/マラソン完走体験など紹介

目標を持ちあきらめず挑戦することの大切さを訴えた=23日、県立宮古養護学校
目標を持ちあきらめず挑戦することの大切さを訴えた=23日、県立宮古養護学校

 「義足のランナー ホノルルマラソン42.195㌔への挑戦」の著者、島袋勉さん(43)=那覇市出身=の講演会「夢をあきらめない」が二十三日、県立宮古養護学校(玉元江美子校長)で行われた。同校の創立三十周年記念事業の一環。両足が義足という障害を持つ島袋さんは「目標を持ち、あきらめず続けていれば必ず実現できる」と呼び掛けた。

 講演には同校の生徒や市内の中学生、父母らが多数参加し、島袋さんの体験談などに耳を傾けた。
 島袋さんは二〇〇一年に踏切で事故に遭ったことで、両膝下切断と高次脳機能障害(記憶障害)を負った。両足義足となってから「健常者と同じようにマラソンを走る」と目標を掲げ、〇四年ホノルルマラソンを完走。現在は、車検センターの代表取締役を務める一方、年間三百回以上の講演のため全国各地を回っている。

島袋さんの話に耳を傾ける生徒たち
島袋さんの話に耳を傾ける生徒たち

 島袋さんは入院初期、両足を切断した現状を受け入れるため、▽「足があれば」という言葉を使わない▽言い訳をしない▽障害を隠さない-を自分に言い聞かせてリハビリを進めた。
 義足ランナーの写真を見たことがきっかけで、「マラソンを走りたい」と目標を掲げた。「どんなに苦しくてもやり遂げたい」と決意し、膝を痛めながらも訓練を積み重ね、フルマラソン完走を果たした。
 島袋さんは講演の最後に「目標をあきらめず続ければ達成できる可能性はある。苦しくても決して言い訳せず、やり遂げること」と挑戦することの大切さを呼び掛けた。
 同講演会はきょう二十四日午後二時から、マティダ市民劇場で行われる。入場は無料。


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