« 前へ | トップページ | 次へ »

広報恵那「体が不自由でも夢があればできないことはない」

広報えな「体が不自由でも夢があればできないことはない」島袋勉氏講演会

2月8日、9日の2日間、市共同福祉会館と明智かえでホールで島袋勉氏の講演会「夢をあきらめない」が開催され、市内小中学生ほか市民約400人が訪れました。
 沖縄県出身の島袋さんは、20歳で自動車メンテナンス会社を地元で設立しましたが、平成13年に踏み切り事故に遭い、両足ともひざ下10㎝以下を切断し義足となりました。講演では、島袋さんのドキュメンタリーDVD「アンビリーバボー」が放映された後、事故当時から現在に至るまでの話をされました。

 事故で失った両足の痛みに加え、重度の記憶障害を発症。足のリハビリの苦難も医師、や家族、友人、病院で出会った人々の励ましの言葉から、「少しずつでいい。やれることからやろう」と前向きに励んだ。しかし、リハビリ中任せていた会社が倒産の危機に遭い、早急に退院。記憶障害も克服しないまま、経営事務の全てをメモに取り、壁に貼って事業を進め、倒産の危機を見事に回避し安定させた。記憶を取り戻すため、繰り返し何度も本を読んだり、書きとめることを怠らなかった結果、記憶障害も自力で克服した。
 両足義足のリハビリを繰り返し、目標のフルマラソンに向け、「あきらめない習慣をつけよう」と誓い、トレーニングを重ねた。事故から3年8カ月―。松葉杖を使ってホノルルマラソンを12時間59分で完走。家族やマラソン参加者に声援を受けて目標を達成した。

 島袋さんには3つの誓いがあると言います。1、足が無いことを受け入れること 2、絶対に言い訳はしないこと 3、障害を隠さないこと―。「体が不自由でもできないことはない。あきらめなければ、いつかは実現できる。どんな状況にいても夢や希望があれば、明るく生きられる」と話し、参加者は真剣に耳を傾けました。

(義足と足を実際に披露して講演する島袋勉さん)

ご感想やメッセージを、コメントやトラックバックでお気軽にお寄せください。

トラックバック(0)

このブログ記事に対するトラックバックURL:

コメントする

プロフィール

講演依頼を希望される方へ