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琉球新報 次はエベレスト登頂 義足ランナー島袋さん講演       「夢や目標が大事」

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琉球新報2008年2月5日掲載 

次はエベレスト登頂 「夢や目標が大事」

義足ランナー島袋さん講演   与儀小

 

 両足義足のマラノン走者として知られる島袋勉さん(45)=会社経営=を迎えての講演会「夢をあきらめない」(那覇市立与儀小学校PTA主催)が1月27日、同小学校体育館で開かれ、島袋さんはエベレスト登頂など新たな夢を熱く語った。

 2001年4月の電車事故で両足を切断し、記憶障害を負った島袋さん。講演では、障害克服のため知恵を絞り努力を重ねてきたことや、国内外で成功したフルマラソン完走や富士山登頂などの経験を紹介した。講演は県内外で既に通算で七百回を超えているという。

 質疑応答で児童から「次の目標は?」と聞かれ、島袋さんは「エベレスト登頂」ときっぱり。そのチャレンジ精神に、会場の児童や保護者から大きな拍手が送られた。

 エベレスト登頂の日程は未定だが、島袋さんは4月にベースキャンプ(登頂拠点)を下見し、義足の耐久度や装着テストなどを行い準備を本格化する。06年には南米最高峰アコンカグア(アルゼンチン、標高6,962㍍)を登頂しており、世界最高峰登頂に期待が集まる。

 講演で島袋さんは「あきらめたらもう二度と挑戦できない。あきらめない限り可能性は残る。自分の夢や目標を持つことが大事だ」と児童らを勇気づけた。

 この日は、体育館で全力疾走も披露した。児童は予想以上の速さに「どうしたらそんなに速く走れるの」などと驚き、感動を新たにしていた。

写真:「夢や目標を持って」と児童に語り掛ける島袋さん(右)=1月27日、那覇市の与儀小学校

 

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