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学校から寄せられる感想は次の講演に向かう力となっています。

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 振り返ると、最初に受けた講師依頼先は・・・私の住む那覇市障害福祉課からで沖縄県産業振興公社での講演だった・・・。

 「地域の方々に自分の経験が何かの役に立つのなら・・・」と引き受けたのが大きな会場で行なう講演活動のはじまりだった。

 両足義足で高次脳機能障害も抱えながら、経営者としてどのように仕事をしているか・・・??、その後質問がたくさん飛び交い、それからというもの経営者向けのセミナーで多数の講演依頼が届くようになった・・・。今度は経営者向けの講演で聴いた親たちから「是非、自分の子どもたちが通う学校で・・・」と依頼されるようになり、数々の教育機関にも仕事を調整しながら訪ねるようになった。

 私自身、事故後入院した長野県身体障害者リハビりテーション厚生相談室に所属する池田純さんの姿と話を聴いて勇気が出た・・・。だから自分が必要とされた時には「依頼を断らない・・・!」と決めた・・・が、まさかこんなに多くの地域や団体から講演依頼がひっきりなしにあるなんて少しも考えていなかった・・・。

 講演を終えてからしばらくすると学校から感想文が届き、その後の様子など掲載されたお便りや「PTA新聞」が会社に届く・・・、それを見ると自分の経験が確かに役立っていることを実感し、次の講演に向かう力が自然に湧き上がってくる・・・。

(以下、会社に届いた嘉数中PTA新聞)

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嘉数中PTA.jpg 沖縄県宜野湾市立嘉数中学校

「夢をあきらめない」体育館一杯の聴衆を魅了した島袋氏の生き方」

 今の子ども達に最も欠けている「人として生きることのすばらしさの実感」「人の存在の深さ」「夢と感動の場面」を学ぼうと島袋氏をお招きしました。普段から聞くマナーには定評のある嘉数中学校ですが、この日は950名全員が心をひとつにした素晴らしい講演会となりました。講演前は多少ざわめきのある会場でしたが島袋氏の入場と同時に物音一つ無い緊張感につつまれました。氏への思いやりと講演への期待だったと思います。大切な心が育っているのを感じました。 

 50分の講演後、氏は体育館を一周走りましたが驚異的な速さで館内にどよめきが起こりました。その後様々な質問が制限時間を越えても続きましたが、多くの質問に島袋氏は中学生でもわかるように言葉を選びながら丁寧に答えてくれました。そして最後の「あえてこれだけの困難に向かい合う理由は何ですか?そしてそのエネルギーの源はなんですか?」という質問に対し、「最も苦手なことは、困難なことを引き受けることは、他の苦しいことが楽になるからです。そしてこれまで自分を支えてくれた方々への感謝の気持を実際の行動に移そうと思い、それがエネルギーの源だと思います。」と笑顔で答えて下さいました。生きることの素晴らしさと困難を乗り越えるエネルギー(活力)を与えてくれた講演会でした。終了後も校長室はサイン会と記念撮影をお願いする生徒でいっぱいでした。 

 島袋さん、ありがとうございました。 (教頭 仲田 丘)

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