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毎日新聞 義足の市民マラソンランナー・島袋勉さん、柳井市の小中学校を巡回

講演:義足の市民マラソンランナー・島袋勉さん、柳井市の小中学校を巡回 /山口

 義足の市民マラソンランナー、島袋勉さん(46)=那覇市=が1日、柳井市の3小中学校で講演した。5日まで滞在し、昨年訪れた大畠中を除く市内15の小中学校で講演する。講演会は2日午後7時から同市のサンビームやないでもある。1000円(小中学生無料)。

 島袋さんは01年、踏切事故で両足のひざ下を切断、言動が記憶に残らない脳障害も負った。長野県のリハビリ病院で、義足で歩く技術を習得。04年12月のホノルルマラソン以降、市民マラソンに約20回出場したほか、記憶障害を克服後、講演活動をしている。

 昨年、講演を聞いた柳井市倫理法人会の原田敏弘会長らが招いた。1日の講演で柳井中では、生徒ら約600人が話を聞いた。島袋さんは障害者になったことを受け入れていく心の動きや、マラソン完走を目標にリハビリに挑戦した様子を話し「どんな状態になっても夢や希望があれば生きていける」と訴えた。

 最後に健常者に負けないスピードで体育館を1周走ると、生徒たちは驚きの拍手でたたえた。【近藤聡司】

〔山口東版〕

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