沖縄タイムス 義足の島袋さん313㌔完走
沖縄タイムス 2009年11月10日火曜日 掲載版
義足の島袋さん313㌔完走
「やり遂げた」と笑顔
TOUR DE OKINAWA
【名護】両足が義足というハンディキャップを乗り越え国内外のマラソンで完走を果たしている島袋勉さん(46)=那覇市=が7、8日に行われた「ツール・ド・おきなわ」の「沖縄本島一周313㌔コース」で完走を果たした。
島袋さんは「あきらめずに続けていれば何とかなる。最後までやり遂げられたのはうれしい」と満面の笑顔で話した。
島袋さんは2005年にも同大会の市民50㌔の部に出場したが、時間切れで脱落。
周囲から「性格的に勝負にこだわるレースには向いていない」と言われたのをきっかけに「勝ち負けより充実感を優先させよう」と今回、最長コースを選んだ。
会社と自宅の往復30㌔を自転車で通った。本番では足の痛みを抑えるために、休憩時間には必ず義足を外し、足をケア。二日間で20時間超も自転車をこぎ続けた。
島袋さんは「やんばるの風景を楽しむ余裕はなかった」としながらも「いろいろな人に支えられ最後まで頑張れた」と満足げ。
来年の目標は「暗くなる前にゴールすること」と笑った。
(写真下)両足義足のハンディキャップを乗り越え自転車で313㌔を完走した島袋勉さん=名護市民会館
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