これからも興南の活躍!楽しみにしています
春の甲子園に続き,夏の甲子園でも全国制覇を成し遂げた興南高校野球部へ那覇市より那覇市民栄誉賞授与。
野球部員130人全員と監督,コーチに市民栄誉賞記念メダルが首にかけられた様子を見て嬉しく思っています。
この写真を見せてもらい・・・これからの活躍!楽しみにしています。
我喜屋監督が常々語っておられる「試合に勝つためだけでなく人生のスコアボードの勝者」との思いがあるからこそ,そのためのあらゆる実際的な対策や備えが・・・。
特に今年私も,学ばせていただいたのは投手・島袋くんが猛暑に備え・・・雨がっぱに長袖のアンダーシャツを着て投球練習を続けた・・・訓練。見習っていきたいと思っています。
産経新聞の記事に沖縄・興南高校野球部監督 我喜屋優インタビュー掲載がありました。
我喜屋監督が常々語られていることのように感じ,和歌山県紀美野町の方々が読めるよう記事を掲載します。
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沖縄・興南高校野球部監督 我喜屋優
■人生のスコアボードは終わらない
--練習メニューは厳しいのですか
我喜屋 厳しいですよ。でも疲れたらすぐに休めです。無理をするな、できるようになったらやりなさいと。とはいっても、集団で練習しているから周りに引っ張られてしまうんですね。引っ張られるうちにできるようになるのが、僕のメニュー。
--打線をみると、1番から9番まで全員が3、4番バッターの力を持っているようですが
我喜屋 1番は出塁率の高いバッター、2番は進塁させる、3、4番はかえす-とよく言われるが、じゃあ8番から始まったらどうするの。1番の役割を果たさないといけない。9番が2番の役割です。適時適所で場面が変わるわけだから、すべての選手がすべての役割を備えていなければいけないんです。
--そのためには
我喜屋 僕はストライクゾーンに来たボールを簡単に見逃すのは絶対に嫌なんです。変化球でも何でもいい、目の高さに来るボールは全部振れと。そのためにまず、「意識バッティング」に徹しました。インコース、アウトコース打ちの意識練習を繰り返す。意識してゴミを拾っていると無意識にゴミを拾うようになるのと同じで、次第に無意識に打てる形ができる。それができると「無意識練習」。バッテリーは打者の裏をかこうとするから、何がきても対応できるように反応練習を繰り返す。ここまでいって初めて練習したことになる。
--手を氷水にひたしたり、雨がっぱを着て練習をしたという話も
我喜屋 春の大会に向けて氷水を使いました。島袋(洋奨投手)は投げているから体温も上がるが、野手は守備の間に体温が下がる。体がかじかんで、バッターボックスに立っても反応しなくなる。それを克服するために、寒さに慣れなければいけない。雨がっぱは、甲子園の暑さ対策。雨がっぱを着て練習するとサウナ状態になるので、島袋には連投を想定して、雨がっぱに長袖のアンダーシャツを着て投球練習をさせた。逆境に体を慣れさせることが大切で、これは根性だけでは無理。
--全国の高校球児に一言
我喜屋 野球の試合はその日で終わるが、人生のスコアボードは一生終わらない。人生のスコアボードの勝者を目指してがんばってほしい。(宮本雅史)
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