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美優さんを応援する思いが一つになり子どもも大人も応援

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命の大切さ"命(ぬち)どう宝"の思いが一つになって子どもたち美優さんを応援・・・

子どもも大人も皆で応援している沖縄県浦添市立神森中学校1年生の「要美優」さん。

3日に目標達成の報告を受け、これから最善の手術が受けらるように願っています。

美優さんが元気になる姿を描いて渡米し、手術がうまくいきますように。

"命"が生きていること、心臓が毎日機能して今、生かされていることがどれほど素晴らしいことか考え、一人1人が自分にできる善意を考える機会になったように思います。

美優さんの父親「要俊明さん」が募金目標達成の後「130万人の県民がたった一人の命のために一つになった。善意を裏切らないよう頑張りたい」と話しておられました。

手術の成功を願っています。

     *******新聞記事より(沖縄:琉球新報)*******

つないだ命の懸け橋 美優さん募金目標額達成

 
 心臓移植でしか完治できない拘束型心筋症を患う要美優さん(12)=神森中学校1年=が米国で移植手術を受けるために募っていた寄付金が3日、目標額の1億5200万円に達した。美優さんを含めた家族4人は、3月上旬の渡米を目指して準備を進めている。
 12日に13歳の誕生日を迎える美優さんにとって一足早い誕生日プレゼントとなった。
 渡米後は、ドナー(臓器提供者)が見つかるまで移植を待ち、手術を受ける。手術後半年は経過を見守るため滞在し、その後、大阪の病院で検査を受ける予定。米国コロンビア大学病院へのデポジット(入院保証金)は3日、振り込んだ。
 目標額は、手術費用の他、渡航費や滞在費なども含まれる。寄付金は3日午後5時半現在で1億5907万9140円。「美優ちゃんを救う会」事務局は、余剰金を移植が必要な県内患者を救う基金設立に充てることも検討している。目標額達成で新たな募金箱設置やチャリティーイベントは見送っている。
 両親らは目標達成報告の記者会見を7日に行う。

◆病状進行 不安の1カ月半/両親、感謝と新たな誓い
 心臓病の娘を救いたいという両親や関係者の思いが広がり、要美優さんへの支援金が目標の1億5千万円を超えた。声を詰まらせ、感謝の言葉を述べる父母。クラスメートや企業、団体、個人まで多くの善意が一つになり、命を救うための懸け橋となってつながった。
 募金活動で触れた多くの善意に、美優さんの父俊明さん(46)は「僕が治してあげると言ったけど、皆が救ってくれる」と感じた。昨年12月20日に記者会見で募金を呼び掛けて46日。両親は多くの善意への感謝と、美優さんの病状進行への不安が入り交じる中、「皆さんの気持ちは決して無駄にはしない」と誓いを新たにした。
 「夫婦だけではどうにもならない。私たちの命と引き換えにしてでも救いたい」。母直美さん(48)は昨年7月、美優さんが拘束型心筋症と告知された当時のことを振り返る。心臓移植でしか完治できず、改正臓器移植法で15歳未満の臓器提供が可能になっても実績がない。米国での手術は膨大な費用が掛かる。次々と降り掛かる現実にがくぜんとするばかりだった。
 その後支援者が「美優ちゃんを救う会」を立ち上げ、募金が始まった。会見の翌日、俊明さんは事務所で1人電話に応対した。問い合わせは約200件になったが「やがて忘れられるのでは」「本当に集まるのか」と不安もよぎった。1月上旬には主治医から病状の進行も告げられ、不安が重なった。
 広がる支援で、3カ月以上かかると思っていた募金は、1カ月半で目標を達成。支援に感謝する一方「この恩をどう返せばよいか」と戸惑う。
 募金が1億円を突破すると、美優さんに「もうすぐアメリカに行けるよ」と告げた。米国では、家族と暮らしながら移植を待つ。喜ぶと思ったが、美優さんは複雑な表情を浮かべた。俊明さんは「手術するということを受け入れたのだと思う」と話す。
 ようやく移植への出発地点に立ったが、成功の可能性は100%ではなく、今後も不安は続く。それでも俊明さんは「130万人の県民がたった一人の命のために一つになった。善意を裏切らないよう頑張りたい」と決意を語った。

 

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