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チャリティーマッチ なでしこリーグ選抜戦レポート

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 ★なでしこリーグ選抜戦コメント記録

澤「失点してディフェンスの課題が出てしまった」
チャリティーマッチ なでしこリーグ選抜戦後選手コメント

2011年8月19日(金)

■澤穂希(INAC神戸レオネッサ)

試合終了後にメッセージを掲げ笑顔を見せる(左から)丸山、川澄、沢=19日夜、東京・国立競技場
試合終了後にメッセージを掲げ笑顔を見せる(左から)丸山、川澄、沢=19日夜、東京・国立競技場【共同】

「失点してディフェンスの課題が出てしまった」

(前半は)早い時間帯に(点を)取れて良かった。しっかり回せるところは回せた。(反省点は)失点もそうだけど、自分たちのミスが多かった。足元の悪い中でもしっかり止める、蹴るができないと。質を上げていかないといけない。課題も出たけど、課題は出ないといけなかったと思う。

(五輪予選に向けて)決まった選手だけでなく、全員が出たのが収穫。みんな何か1つは分かったと思うんで。(初戦は岩清水が出場停止だが)確かに裏をどんどん抜かれる場面があったので、そこは岡山合宿で練習することになると思う。(主力以外が出場すると)バタバタする場面があった。良さを消されてしまったし。後半の展開は、お客さんには良かったかもしれないけど、失点してディフェンスの課題が出てしまった。(ワールドカップ王者として予選に臨むが)また別物なんで。中国での試合には慣れているし、どの国でも同じです。

■川澄奈穂美(INAC神戸レオネッサ)

「もっと裏に飛び出さないといけなかった」

 前半はFWでプレーして、相手があまり出てこなかったので、裏を意識してボールも出てきてテンポよくできた。後半はリズムが悪くなった。自分がサイドに出たこともあるが、作りのところに(時間が)掛かったのが多くて、もっと裏に飛び出さないといけなかった。

(丸山との連係は)お互い意識して見ようね、とは話していた。しっかり意識したけど、徐々に相手が引いてきたので難しかった。2人のコンビでもっと崩せるようになればいい。(後半の展開は)コンセプトややろうとしていることは統一されている。チーム全体として前半飛ばしすぎて疲労があったのかな。相手もやり方を変えてきて、スピードのある選手が入って、ああなってしまったのかなと思う。

■丸山桂里奈(ジェフ千葉レディース)

「課題を中国で克服していい形を作っていければ」

 前半は良かった。相手があまり(ボールを)取りに来なかったんで。でも自分もうまく蹴れなくて、迷ったりしたんで動けなくなってきた。悔しいです。前半は連動してゴールに向かっていたけど。ここから徐々にコンディションを上げていくだけだと思う。課題を中国で克服していい形を作っていければいいと思う。

(前半はパスを)出して動くっていうのは良かったし、スペースができた。ほかの選手たちも動きやすかったのかなと思う。だけど自分としてはヤバイ。2点目には絡んだけど、シュートして跳ね返ってきたボールに対して早く反応できなかった。もっと早くいければ良かったけど、遅くなってしまったのが今日の反省点。それにシュートを打っていない。FWはシュートを打たないと。

(多忙すぎてコンディションは厳しい?)そういうことはないけど、ドイツは涼しかった。こっちでもこんなに蒸し暑い中ではやっていない。西が丘の初日の練習の時なんかは相当きつかった。徐々に慣れていくとは思うけど。自分もゴールを決めたかったけど、しょうがない。予選で決めないと意味がないし、あと2週間でいい状態に持っていきたい。

■近賀ゆかり(INAC神戸レオネッサ)

「守備陣が反省して引き締めるような試合ができた」

 今日はすごくいいシミュレーションになった。相手には技術のある選手もいたし、スピードのある選手、身長の高い選手といろいろいた。そういう中で、後半のように主導権を握れないと失点につながる。引き締めていかないといけない。守備陣が反省して引き締めるような試合ができたのはすごく良かった。失点の形だったり、カウンターを食らったり、ラインコントロールだったりいろいろあった。

(失点の場面は)裏を突かれた。狙われたのは分かっていた。スピードのある選手が出てきて、もう少しDF4枚が連係を取ってやらないといけなかった。自分が上がるタイミングも反省しないといけない。(五輪予選の初戦は岩清水が出場停止だが)ラインコントロールは誰が入ってもやらないといけない。イワシ(岩清水)が入っている時はイワシだけど、全体でやらないといけない。イワシがいなくてやられたら日本が弱いということになってしまう。全体として奪うところがどこかのか、奪う位置がどこなのか、攻めに移るのがどこなのかとか、そういうことをハッキリさせないといけない。

■阪口夢穂(アルビレックス新潟レディース)

「ゴールをやっと取れたという感じ」

(得点シーンは)あれ、オフサイドじゃなかったですか? ヘディングが変なところに当たってやっちゃったと思ったけど、入ってくれて良かった。宮間選手のFKはすごく精度が高いし、自由自在に蹴れるんで、うまく合わせて決めることができた。ゴールをやっと取れたという感じ。代表ではそういう役割じゃないんで、うれしいですね。
(前半は澤とダブルボランチを組んで、後半は宇津木と組んだ。後半はスムーズにいかなかった?)そういうところはあった。それぞれの特徴を把握してやらないといけない。もっとスムーズにやれるようにしないと。声を掛け合ったりして、片方だけが前に行くとかしないようにしないと。

(失点の原因について)チームは前線からのハイプレスがコンセプトだけど、そればかりやっていると疲れるんで、そうじゃない時にどこからスタートするかが大事。後半は間延びしていたし、もっとコンパクトにしないといけなかった。前半の最初はボールも人も動いていていたけど、後半はやられた感があって後味が悪い試合になってしまった。縦も横も遠かった印象があってやられてしまった。正直、休んでいなくて疲れはあるけど、(五輪)予選が始まったら言い訳はできない。気持ちで頑張りたい。

■海堀あゆみ(INAC神戸レオネッサ)

「なでしこらしさを再確認してひたむきに」

 3-2だけど勝てて良かった。(ロンドン五輪・アジア最終予選が始まるが)もうやるしかない。日々また努力したいと思う。(岡山キャンプで確認したいことは)特には......。なでしこらしさを再確認してひたむきに頑張りたい。相手がどこでもやることは変わらないんで、しっかりとやりたい。(4バックのメンバーが替わったが)この前(のワールドカップで)出られなかった人たちも普通にこなしていたし、問題ないと思う。誰が出てもこのチームなんで。(環境の変化について)これだけ注目されるのはいいこと。プラスに考えてやっていきたい。

■宇津木瑠美(モンペリエHSC/フランス)

「後半だけを考えると負けている」

(ボランチでの出場は)やりにくさはなかったけど、もうちょっとうまくやらないと。澤さんと夢穂(阪口)が並ぶ時は澤さんが前、夢穂が後ろに入るのに、わたしと夢穂が組む時は夢穂が前になる。そういう中でも誰が出ても同じようなプレーができるようにお互いの特徴を出し合って高め合っていければと思う。

 今日は自分の持っているものを再確認する場だった。原点を再確認するというか。ほかの選手はリーグをやっているけど、自分は1カ月試合が空いていたんで、試合の流れとかを肌で感じていこうと思った。でも後半だけを考えると負けている。最初から出た選手たちは落ち着いてボールを回して自分のリズムにしようとしていたけど、後半から出た選手は前から行きたかった。意思統一ができていなかったと思う。それを統一させるのはボランチである自分の役目。自分に責任がある、DFがうまく守れるかどうかは中盤にかかっている。

■矢野喬子(浦和レッズレディース)

「センターバックとしての課題が多く残る」

 今日のプレーはまだまだ。センター(バック)としての課題が多く残っている。あんなプレーをしていたらとてもじゃないけどレギュラーで出られるわけがない。課題を見つめ直して岡山合宿で修正したい。自分は本職はセンターだけど、代表ではサイドバックをずっとやっているし、こだわりはない。
(2失点目となったPKは)自分でもファウルをしてしまったのかどうか覚えていない。レフェリーに聞いたら、手を使っているということだったけど......。(自分の弱いところは)高さと準備ですね。そこは競り方次第だと思う。競るのか競らせないのか、いろんな相手がいると思うし、もっと考えていかないと。

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