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トライアスロン チームブレイブ クラブ通信32号 NEVER GIVE UP

トライアスロン チームブレイブ クラブ通信32号 平成25年4月1日

kyoto2013 m105.JPGNEVER GIVE UP

諦めない生き方
 3月10日(日)京都マラソンに義足のランナー島袋勉さん(勉さん)が応援大使としてリレーの部に参加されることになり,ありがたいことに私は前半の23kmを走らせていただきました。
 勉さんとのご縁は,大谷先生の声かけで参加した三年前のツールドおきなわです。
 そこで見たのは,峠の坂を義足の装着部が擦れて激痛に耐え,ただひたすらにペダルをこぎ続けておられるお姿でした。
 この時,勝った,負けたとか,早い,遅いとかにこだわっている自分がなんて小さいのだろうと思えたのです。そして,自分と闘い続けることの本当の意味を学ばせていただきました。
 マラソン当日の朝,事前のミーティングを何度も重ねてのサポートチームが応援に駆け付けてくださいました。関西だけでなく埼玉,熊本のチャレンジャー仲間もいますからもうありがたき幸せです。
 国際会議場まで私が走り,フィニッシュ地点のみやこメッセまで19キロメートルを勉さんは走られました。
 勉さんは,ずっと笑顔です。「島袋さん,頑張ってください」と声をかけてくださるランナーには,「ハァ-イ」と明るく応えておられます。沿道のサポートチームには「ありがとうございます」と感謝の気持ちでお礼を言われています。全ての人に勇気を与えて走っておられるのです。
 笑顔で走り続けておられる勉さんに歩道を走って声をかけ続けるサポートスタッフの優しさが仲間の喜びになりました。
 勉さんは,諦めない自分をつくるために日常の中でチャレンジを繰り返されています。
 事故で両脚のひざ下を失ってから,出来ない事を探すのではなく,出来る方法をずっと考えてこられたからこそ,難しいと思えるチャレンジが強い心を作ると気づかれたのです。そこにはレースのような記録や順位は存在しません。自分と向き合い,自分と戦う以外は何もないのです。考え方を変えた時,現状は変わらないが,気持ちが大きく変わったと。
 嫌なことがあるとすぐに諦めてしまう癖は怖い。どんなことがあっても諦めない習慣は素敵と,私たちにメッセージをくださいました。    感謝,合掌

 

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