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中日新聞  諦めず続けること大切

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中津川・西小「義足のランナー」講演


  事故で両足を失い,義足でマラソンや登山に挑んでいる沖縄県の自動車整備会社社長,島袋勉さん(49)を招いた講演会が19日,中津川市の西小学校であり,目標や夢を持つことの大切さを児童らが学んだ。
  島袋さんは2001年,視察先の米国から戻る途中に千葉県船橋市で踏切事故に遭い,両足を切断,記憶障害を負った。
  リハビリに励んで社会復帰し,04年のホノルルマラソンに初出場して完走。近年は登山や自転車レースにも挑戦している。各地の学校などで講演し,共著「義足のランナー」(文芸社)も出版している。
  全児童631人を前に,島袋さんはマラソンを始めた理由について「一番苦手な走ることができれば,他は何でもできると思った」と説明。「周りから無理だと言われても,諦めずに続ければどんなこともできる」と強調した。
  6年の五十嵐大貴君は「夢を諦めずに努力したと聞いて感動した。僕ももっと努力したい」と話していた。

(平野誠也)

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