« 前へ | トップページ | 次へ »

「忘れ物を気付かせてくれた」と感謝する

[ ]

「忘れ物を気づかせてくれた」と伊藤颯主将の感謝の気持ち。

夏の甲子園,福島・聖光学院のプレーを楽しみに応援しています。

seiko  o20130312.JPG

*************福島民友新聞************

耐えて感動の栄冠 聖光学院、チーム一丸原点に返る

7月29日(月)

 いわき市のいわきグリーンスタジアムで、28日に行われた第95回全国高校野球選手権福島大会決勝。聖光学院は、10年ぶりの王座奪還を狙った日大東北に土壇場まで追い詰められ、延長10回の熱闘の末に5―4のサヨナラ勝ち、7連覇を果たした。「今年は弱い」とまで言われたナインが今大会、数々の逆境をはね返して手にした栄冠。気持ちで戦う不動心を取り戻し、一回り成長した「王者」は再び聖地甲子園に挑む。
 「日本一のチャレンジャー」。ナインは原点に立ち返り、再び「常勝」の名を勝ち取った。優勝をつかむと、過去最多166人となった野球部の仲間が待つ応援スタンドに真っ先に駆け出した。8回に勝利の呼び水となった右中間適時打を放った西村大樹選手(3年)は「チームが一つになったから優勝できた」と笑った。
 大会直前の今月7日、ナインが原点に返る波乱があった。夏のメンバーでつくる「Aチーム」が、2年生とベンチ外の控え選手で構成する「Bチーム」と対戦する恒例の壮行試合だ。Aチームは"2軍"の「Bチーム」に6―7で競り負けた。「(今まで)あり得ない」。横山博英部長(43)が頭を抱えるまさかの敗戦だった。
 仲間からの"ゲキ"が込められた敗戦。技術だけに走っていたナインは、ベンチ外を含めたチーム全体で戦うことの大切さを思い知らされた。
 伊藤颯(はやて)主将(3年)は「自分よがりだったチームに、忘れ物を気付かせてくれた」と感謝する。
 福島大会では、ナインは見違えるように接戦での強さを見せつけた。準々決勝の学法石川戦は一時4点をリードされながら追いつき逆転勝利。決勝でも九回2死まで1点をリードされる展開からのサヨナラ勝ち。「一日でも長く、仲間と野球をしたい」と伊藤主将。聖光ナインはベンチ、スタンド一丸でこの夏を、最も長い夏にするつもりだ。

ご感想やメッセージを、コメントやトラックバックでお気軽にお寄せください。

トラックバック(0)

このブログ記事に対するトラックバックURL:

コメントする

プロフィール

講演依頼を希望される方へ