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実際に見た島袋さんは、普通のおじさんでした。

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琉球大学留学生(韓国)

 こんにちは。私は義足のランナーと出会って、大きく悟ったことが二つあります。その二つについて感想を述べさせていただきたいと思います。

 人の『力』っ何でしょう?財力?権力?外見?今まで、私か凄いと思った人のほとんどが、こういったものを持った人でした。でも、今は違うのです。どんなにいいものを持っていたとしても、その人の『力』が見えなかったら、尊敬する気持ちは無くなるのです。私の考え方がこのように変わったのは、沖縄の義足のランナーに出会ってからです。
 義足のランナー,島袋勉さんは、出会う前に想像していたイメージとは少し違いました。確かに、大勢の人々に注目されているから、今、いらっしゃる位置は、多分皆が望む地位じやないだろうかと思っていました。実際に見た島袋さんは、普通のおじさんでした。
 でも彼の人生の話を聞いて、とても格好いいと思いました。彼には『力』が感じられたからです。それは財力、力なんかじゃなくて、危機を乗り越える『力』です。たとえ、両足がなくてもとても強い人にみえたのです。想像も出来なかったはずの大変な状況でも、その決断力、推進力。そして、努力。映像でみた、目標を達成したときの姿がとても格好よかったでず。それに比べて私は度も決めた目標を完全に達成したことがなかったと思います。もしあっても、誰かが尊敬するくらいの偉い目標ではなかったり、目標とも言えないくらいとても小さい目標でした。島袋さんを見て、私もその『力』を養いたいと思いました。何かをやる時には、真剣に力を集中て、障害物を乗り越え、目標を達成する格好いい人になりたい、他の人から頼られる人になりたいと思ったのです。

 義足のランナーからもう一つ学んだことは、他人からの『力』です。 どんなに強い意志を持った義足のランナーでも、周りの人たちの『力』がなかったら難しかったと思います。辛い時期にそばで助けてくれる多くの人の『力』がとても大切なものだということを学びました。たとえ、自分の『力』が足りなくても、周りの人の『力』を信じて自信を持って行けば、できないことは何もないと思いました。自分の考えだけに執着せず、周りの人々を信頼する『力』は島袋さんを尊敬するもう一つの理由です。頼りがいがあって、人に頼れる人。

 これからは、恥ずかしい気持ちや不安感を捨てて、進む『力』と諦めない『自信感』と『信頼』を持って、少しずつ変化して行きたいと思います。
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