第96回全国高校野球選手権大会の開会式で行進する聖光学院の選手＝11日、阪神甲子園球場

　台風11号の影響で開幕が2日間順延された第96回全国高校野球選手権大会は11日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開会式などを行い、熱戦が始まった。8年連続11度目の出場を果たした本県代表の聖光学院は開会式の入場行進で42番目に登場、4万5000人の大観衆が見守る中、常連校らしく堂々と行進した。
　開会式では、前年度優勝校の前橋育英（群馬）に続き、沖縄尚学から武修館（北北海道）の南から北の順に49代表校が入場行進した。大会歌「栄冠は君に輝く」（古関裕而作曲）などの演奏には本県と岩手、宮城両県の被災3県の高校生も参加。本県からはいわき総合高吹奏楽部の正木里奈さん（3年）と丸添美帆さん（2年）がホルンを担当、球児に負けないはつらつとした演奏を披露した。聖光学院は大会第4日の14日、1回戦第3試合（午後1時開始予定）で初出場の神戸国際大付（兵庫）と対戦する。