9月21日 19時14分
台風16号は台湾の東の海上を北よりに進んでいて、22日の未明にかけて沖縄県の先島諸島に最も近づく見込みです。
先島諸島では22日にかけて非常に強い風が吹き、海上は大しけとなる見込みで、気象庁は警戒を呼びかけています。
気象庁の観測によりますと、台風16号は21日午後6時には台湾の東の海上を1時間に20キロの速さで北北東に進んでいます。
中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルで、中心から北側460キロ以内と南側390キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
台風は23日にかけて北上を続け、その後次第に進路を東よりに変えると予想され、21日夜遅くから22日の未明にかけて、先島諸島に最も近づく見込みです。
先島諸島では22日にかけて風の非常に強い状態が続き、最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルと予想され、海上は波の高さが8メートルと大しけが続く見込みです。
また、台風を取り巻く発達した雨雲がかかるため、先島諸島では22日の未明にかけて、局地的に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁は、高波に警戒するとともに強風や土砂災害、川の増水や低い土地の浸水などにも注意するよう呼びかけています。
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