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島袋勉さん 講演会 「夢をあきらめない」にてのまなび

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島袋勉さん 講演会 「夢をあきらめない」にてのまなび

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 今回は、念願かなって学校にて講演会をさせていただくことができました。島袋勉さんには年末のお忙しい時期、また寒い中、遠方よりお越しいただき、大変ありがとうございました。講演会開催にあたりましては先生方のご理解とご協力に深く感謝いたします。
 校外学習(文化的行事)として、講演会を企画し、とにかく生徒には、これからの人生での生き方や、感性に触れる、そんな方にご講演をしていただきたいと考え、島袋勉さんにお願いをいたしました。感性とは感動する心や優しさ、善悪、正義、このような心のことでしょうか。また、言い換えると価値観とも言うことができるかと思います。そんな心を善う素晴らしい機会をいただけましたことに、心から感謝いたしております。
 生徒には、講演会のみならず、教室にもお越しいただき、数多くの質問に答えていただき、とても贅沢な時間を過ごすことができました。最後には、お疲れのところ、タータンにて100mの往復を走っ下さり、それがまたかなりのスピードで、生徒はついていくこともままならない走りでした。見ていた私は感動しました。ご講演の中にもありましたが、記憶するには五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、臭覚)で感じること、一番は感動体験だと思うのですが、直接触れ合っていただき、本当にありかたい時間でした。本物や本質に触れることがとても大切であるとやはり感じました。

 先生方の、人権研修としてのご講演も兼ねさせていただきました。我々教師、大人はどのように、捉えたのでしょうか。障害というとらえ方ではなく、私は勉さんの生き方、生き様、価値観、考え方、その人柄人間性すべてを感じていただきたいと思いました。
 講演会でお話をいただき、自分の価値観を高め、感性を養い、その高い価値観を目の前の生徒たちに伝える、そんな役目があるのではないかと思います。今後も講演会などをしていただき、先生方の価値観を高め、より良い学校づくりの一助となるようにしてほしいと、とても願います。

 私は、送迎含め、控室でもずっとお話をさせていただきました。事故の後のこともですが、それ以前の、20歳で起業されたお話しなどは大変興味深いものでした。それは中学2年生の時に読んだ本に感動され、20歳で起業しようとその時に決められたとのことでした。 日本ではいい大学に入り、いい会社に就職する。しかしアメリカでは、いい大学で学び、志が同じ仲間や、同じ夢を持つ仲間と一緒に仕事をする。そのようなことに感動された中学2年生の時に、20歳になったら起業するということをきめられ、そして、そのことを常に周りに言い続け、そして20歳になった月に起業されたということでした。そんな発想や志がある方だからこそ、事故に遭われても、それまでの自分と変わることなく、あきらめることなく、できる方法を考え、前に前に進んでこられたということだと強く感じました。マラソンをすることが目的ではなく、自分の苦手な事ができれば、あとは何でもできるだろうという、そんな前向きな発想につながるのだと感じました。

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本日の講演からの学び
1.ないものねだりをしない
できないことは、どのようにすればできるようになるのかを考える。ずっと考える。できないから考える。できる方法をとにかく考える。
できないからあきらめるのではなく、できるように工夫する。

2.言い訳をしない
足がないことを言い訳にしない、できない言い訳をつくらない。
苦しいことに、できない言い訳を考えるのではなく、できる方法を考える。
いま、即決意する。そして人に言う、宣言する。自分の逃げ道を作らない。

3.自分の悪いところ、障害を隠さない
あきらめない  メモを取る、能力がなくても、残った機能を使う。

4.好きな言葉 :  「雨だれ石を穿つ」 (あまだれいしをうがつ)
どんな小さな力でも、根気よく続けていればいつか成果が得られるということのたとえ。

5.好きな漢字 :  「継続」

6.尊敬している人 :ガンジー 、アインシュタイン

7.痛みに感謝 "身体はすごいなあ"
身体は、とても精密にできている。足は足首が曲がることによってバランスが取れる、触れてみると固いとか軟らかい等その感触が分かる。頭はすごいなあ...昔の記憶も引っ張り出すことができる。痛みがあるからこそ、身体の存在を感じる。

8.苦しい時に考えているのは・・・
ゴールした瞬間のこと、何かをやり切った時など目標が達成できたその瞬間を思い浮かべること。

9.暗い顔をした人は不安な話題を、明るい顔の人は将来の夢、希望の話題をする。

10..人生には、何か起こるかわからない。だから、やりたいことを先延ばしにしない。

本当に多くのお話を伺うことができ、自分自身は、自分自身の生活態度を振り返ってみたとき、反省しなければならないことが、非常に多くありました。だからといって、すぐに改善できる自分ではないところが、すでにできない言い訳をしているのですが、しかし、人生の区切りのタイミングに立ちますので、木目を境に、さらに日々真剣に生きたいと思います。当たり前の生活、自分、環境に感謝を忘れず、自分自身を見直す大変素晴らしい機会をいただきました。非常に充実した一目を過ごすことができました。大変ありがとうございました。


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