１日午前９時３０分時点の衛星画像（ひまわりリアルタイムＷｅｂより）

　強い台風２５号は１日午前６時現在、フィリピンの東にあり、１時間におよそ１５キロの速さで西北西に進んでいる。中心気圧９６５ヘクトパスカル、中心付近の最大風速４０メートル、最大瞬間風速５５メートル。今後、勢力を強めながら北寄りに進み、５～６日にかけて沖縄地方にかなり接近する恐れがある。

台風２５号の経路図（１日午前６時現在、気象庁HPより）

　沖縄気象台によると、沖縄地方に２９日、最接近して猛威を振るった台風２４号と進路や勢力も似ているという。沖縄地方には勢力を強めながら接近する見通しで、最大瞬間風速７０メートルが吹く予測も出ている。最大瞬間風速が６０メートルを超えると車が横転する規模の強さとなるため、沖縄気象台は「台風２４号と非常に似ている台風なので、同様な警戒が必要。２４号で被害に遭った、もしくは被害が危ぐされたことに関しては早めの対策が必要だ」と呼び掛けていた。

　気象庁の５日間予測をみると、２日午前６時までに「強い」から「非常に強い」に成長する。４日午前３時には沖縄の南に接近するが、最大瞬間風速７０メートルの予測が出ている。【琉球新報電子版】