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小豆島「夢をあきらめない講演会」レポート

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 小豆島「夢をあきらめない講演会」レポート

夢をあきらめない ~義足のランナー 島袋勉さんの講演会~より

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みなさんは義足のランナー島袋勉さん(以下 島袋さん)をご存知ですか?


テレビの『奇蹟体験!アンビリーバボー』でも紹介されたそうなのでご存知の方もいるかと思いますが
まず、島袋さんのプロフィールを簡単にご紹介します。

【プロフィール】
  1963年4月  沖縄県那覇市に生まれる
  1983年4月  20歳で会社創業
  2001年12月  アメリカでのIT事業視察の帰り、千葉県船橋市内の踏み切りで列車事故にあう
         両下腿切断、頭部挫創による高次脳機能障害(記憶障害)
  2004年11月  両足義足でトリムマラソン(3km)に初挑戦
  2004年12月  ホノルルマラソンに挑戦。12時間59分29秒で完走
  2005年11月  ニューヨークシティマラソンに挑戦、完走
         同年、バンクーバー国際マラソン、ゴールドコーストマラソンにも完走
  2006年1月  アコンカグア峰(6,960m アルゼンチン)登頂に挑戦


今日息子たちが通う小学校のお話の会でその島袋さんの講演がありました。


イメージ 5



父兄も参加してよいという事だったので、講演を聴いてきました。


講演のテーマは

『夢をあきらめない』

~できないことを探すのではなく、出来る方法を考えよう~


講演の内容は、それまで順風満帆だった島袋さんが、不慮の踏み切り事故に遭い、一命は取り留めた
ものの両下腿切断という大きな傷を負いながら、1年8ヶ月に及ぶ闘病生活を経て、社会復帰し、倒産寸前だった自分の
会社を再建、その上、ホノルルマラソンをはじめとするフルマラソンに挑戦し、何度も完走するまでになった過程や体験を通
して、講演テーマである『夢をあきらめない』~できないことを探すのではなく、出来る方法を考えよう~ということ
を児童にやさしく語りかけるものでした。


子供たちは事前の案内で義足をつけて走る島袋さんの写真は見ていましたが、壇上に上がった島袋
さんの姿を生で見て衝撃を受けた様子でした。島袋さんは長ズボンを履けば義足は見えないのに、
あえていつも半ズボンを履いて義足が見えるようにしているそうです。
どの子も、引き込まれるような真剣な眼差しで島袋さんの話に聞き入っていました。

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立っているほうが楽だからと言って、最初から立ちっ放しだった島袋さんがおもむろに椅子に座り、義足を
外し始めました。この様子には子供たちも息を呑んでいました。

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両足の義足を外し、膝に30cmのスポーツシューズを前後逆に履く島袋さん

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そのまま歩く姿にも子供たちは驚いてました。

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島袋さんが大怪我を克服して現在に至るまでに実践したことを要約すると、次の3つだといってました。
 1.足があれば・・・、事故に遭ってなければ・・・などと考えない。
 2.足が無いから・・・、とか記憶障害だから・・・などと言い訳をしない。
 3.最後まであきらめない。



島袋さんが両下腿切断という悪夢のような踏み切り事故から、どのようにして立ち直り、どのような考え
方で「前向き」に生きてきたのか、また、これから先どのように生きようとしているのか、ということを島袋
さんご本人から直接聞けたことは、自分にとっても本当に良い体験でした。

ともすれば「無いもの、足りないもの」ばかりに頭がいって、言い訳や不平、不満ばかり思いつく自分を
猛省するきっかけとなりました。

島袋さんと同じ強さは持てないと思いますが、彼の生き方から多くのことを学びました。
これまで当たり前だと思っていた、五体満足な自分の体と健康に「感謝」する気持ちが生まれました。

無いことを嘆くより、見方を変えて自分に出来ること、出来る方法を考えることで世界は変わります。
そして何事においてもあきらめず、「夢と目標」をもって前向きに生きることがいかに大切であるかをあら
ためて実感しました。

きっと島袋さんはこれからも全国各地で、その素敵な笑顔と共に、たくさんの人に感動を与え、生きる
勇気を与え続けることでしょう。
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