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毎日新聞 第89回全国高校野球:聖光ナイン、堂々行進 「試合する実感わいた」 /福島

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第89回全国高校野球:聖光ナイン、堂々行進 「試合する実感わいた」 /福島

2007年08月09日

第89回全国高校野球:聖光ナイン、堂々行進 「試合する実感わいた」 /福島

8月9日12時3分配信 毎日新聞


 8日開幕した第89回全国高校野球選手権大会(日本高校野球連盟、朝日新聞社主催)。兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で午前9時に始まった開会式では、県代表の聖光学院は末永豪選手(3年)の掛け声に合わせ、約3万7000人の大観衆の中を堂々と入場行進した。
 聖光ナインは8番目に登場。高橋晋平主将は「観客が多く、ここで試合をする実感がわいた」と声を弾ませた。斎藤智也監督は「リハーサルよりも悠々と歩けていた」と満足そうだった。
 この日、開会式を見ようと、選手の保護者約20人が高速バスなどで駆け付けた。バックネット裏で見守った父母らは、聖光学院の名前がアナウンスされると、ひときわ大きな拍手を送り、選手たちの雄姿をビデオカメラに収めていた。マイカーで午前5時半に到着したという鈴木伸也選手の父淳一さん(45)は「しっかり胸を張って歩けていて、ばっちりだった」とうれしそうに話していた。
 聖光学院は12日の第2試合で、岩国(山口)と対戦する。【今井美津子】
 ◇義足のランナー・島袋さんが激励
 開会式後、大阪府松原市の阪南大高で練習していた聖光ナインを、「義足のランナー」として知られる島袋勉さん(44)=沖縄県在住=が激励に訪れた。島袋さんは福島大会直前の7月4日、野球部員に講演した縁があり、選手たちは再会を喜んでいた。
 島袋さんは01年に事故に遭い、両足が義足になったが、フルマラソンを12回完走。沖縄県西原町で自動車整備会社を営みながら、登山やダイビングにも取り組んでいる。
 斎藤監督の知人の紹介で野球部員に講演し、選手たちは「健康な体で野球ができる喜びを感じた」(佐藤竜哉投手)という。島袋さんから「甲子園 夢をあきらめない」と書かれた色紙が贈られ、聖光ナインは福島大会中、ベンチに色紙を持ち込み士気を高めた。
 この日、島袋さんは「優勝したと手紙をもらい、甲子園に応援に来たいと思っていた。決勝戦には必ず来ます」と笑顔で話していた。
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