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山梨日日新聞 「義足のランナー」沖縄の島袋勉さん 富士山踏破へ1合目を出発

山梨日日新聞2008年8月14日掲載

2008年08月14日(木)

「義足のランナー」沖縄の島袋勉さん
富士山踏破へ1合目を出発

神前で登山の安全を祈願する島袋勉さん=富士吉田・北口本宮冨士浅間神社
 
 「義足のランナー」として各地のマラソン大会に参加している沖縄県那覇市の島袋勉さん(45)が13日、富士山登頂を目指して富士吉田市内を出発した。2度目となる今回は、ふもとの1合目からスタートすることにした。
 島袋さんは2001年に事故で両足のひざ下を切断した。以来、義足での生活が始まる中で「不自由だからこそ挑戦し続けていたい」と前向きな気持ちを持つようになり、マラソン大会に参加するようになった。
 登山にも興味を持ち始め、06年にはアンデス山脈に挑んだ。富士山は昨年初めて5合目から登頂。「日本での最高峰をすべて踏破したい」と、今年は1合目からの登山を決めた。
 この日は、妹の栗田智美さん(41)と同市の北口本宮冨士浅間神社を訪れ、登山の安全を祈願してから出発。6合目と8合目の山小屋に1泊ずつした後の15日に山頂を目指す予定。
 島袋さんは「ごつごつした登山道は、義足の負担も大きいが、ゆっくりと自分のペースを崩さずに踏破したい」と抱負を語っていた。

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コメント(1)

平山 :

一合目から無事に踏破されたのですね。おめでとうございます!それにしても、その精神力にただただ感動。

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