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小野さんから手渡された「似顔絵」を見ながら想うこと

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両足無くとも.jpg「両足が無くとも自力で生きてゆく

夢と知恵とが残っているから」 作/小野晋也

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昨年講演に伺った後、左の似顔絵(メッセージ入り)を小野晋也さんにプレゼントして頂き、壁に飾っていたのですが・・・、今日、何気なくこの絵が目に留まり、「今残っている体の機能を大切にしなくては・・・!」と改めて認識させられました。。少し鼻腔の調子が良くないので早く治したいと思います・・・。小野さん・・・「気付き」をありがとうございます・・・!。

もう4年近く前になりますが、琉球新報紙「記者の余録」面で、報道部記者・与那嶺松一郎さんの記載記事『笑顔は心のバロメーター』が掲載されていました。与那嶺さんの明るい記事が大好きで、時々思い出していますが、今日はその内容をご紹介致します。

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与那嶺松一郎さん.jpg琉球新報2005年1月13日掲載

「笑顔は心のバロメーター」

与那嶺松一郎(中部支社報道部)

年の瀬に、一通の手紙が届いた。11月の中部トリムマラソン大会で「両足義足のランナー」として紹介した島袋勉さんの妹、栗田智美さんからだった。

「兄のホノルルマラソン完走のご報告」との書き出しに、度肝を抜かれた。

中部トリムで3キロの部を完走した島袋さんは、「夢はホノルル」と笑顔をふりまいていた。だが、初めての長距離走で、それから一月余りしかたっていなかった。

「懸命の特訓を重ね、いつの日か必ずや夢を実現してくれるのだろう」と数年後の感動ドラマを勝手に期待していたのだが、再会した島袋さんは「義足だからって、できないことは何一つないんじゃないかな」とあっけらかんと笑った。

「苦難を乗り越え」などと湿っぽい常とう句を使いそうになる取材の思惑は、いつだって軽やかに裏切られてしまう。

どこまでも自然体で明るい。栗田さんからもらった手紙には「心に障害のない意欲」とあった。笑顔は心の健康度を図るバロメーターだ。

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