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福井新聞 「言い訳せず夢持って」 義足の島袋さん講演

福井新聞20081219.jpg福井新聞 2008年12月19日掲載版

「言い訳せず夢持って」 高浜・和田小

義足の島袋さん講演

事故で両足を失いながらも登山やマラソンに挑戦している那覇市の島袋勉さんが十八日、高浜町和田小で、「夢をあきらめない」と題して講演した。

講演会は、子供たちに夢や目標を持ってもらおうと同校PTAが企画。全校児童百九十人と保護者ら約百人が参加した。

島袋さんは2001年、千葉県内の踏み切りで電車にひかれ両足を失い、記憶障害を負った。しかしリハビリに務め、〇四年に両足に義足を付け、ハワイのホノルルマラソンで42,195キロを完走。昨年八月には富士山登頂にも成功した。現在は会社経営の傍ら、全国で講演活動を行っている。

島袋さんは「初のホノルルマラソンではスタート二キロで後悔したけど、ゴールする自分の姿を思い浮かべて頑張った」とエピソードを披露。事故後の心境やリハビリの苦労なども語り、「現状を受け入れ、苦しいことや大変なことがあっても言い訳しないことが大事」と訴えた。また、「今の目標はエベレスト登頂。みんなも夢を持ち続けて」と呼び掛けた。

講演後、島袋さんが実際に走ってみせると、子供たちは歓声を上げ拍手していた。

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