中日新聞 「常に挑戦し続けて」 島袋さんが児童に
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義足のランナー島袋さんが児童に 高浜で講演
「義足のランナー」として知られる島袋勉さん(45)=那覇市在住=の講演会が十八日、高浜町和田小学校であり、島袋さんは全校児童と保護者ら約三百人を前に「絶対にあきらめないこと。夢を達成する自分を想像して、常に挑戦し続けて欲しい」と熱く語った。
島袋さんは七年前、千葉県船橋市内の踏切で転倒。電車にひかれて両足のひざから下を切断した。さらに頭を強く打ったことで、視覚などにも障害を負った。しかしその後、義足を付けて、懸命にリハビリに励み、〇四年からは毎年、ホノルルマラソンにも出場。講演会は同校のPTAが企画し、町教育委員会を通じて依頼した。
島袋さんは義足を付けて体育館のステージに立ち、苦しい中でもチャレンジし続けることの大切さを話した。ホノルルマラソンでは初参加の時はゴールまで約十三時間かかったが、今は八時間ほどになったといい、「自分の中で無理と決めつけることはせず、後悔しない人生を送ってほしい」などと語った。
次の目標にエベレストの登頂を挙げると、児童から歓声が上がった。 (岩本旭人)
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