「夢をあきらめない強い心を持って」　松本第一高校より・・・1年

　私は初めて義足の人を見ました。「義足」と聞くだけで何か不自由な感じのイメージを持ってしまいがちです。しかし、講演に来て下さった島袋勉さんはそんな不自由なことなど感じさせず元気な姿を見せてくれました。しかも、体育館の中を走っているときは、想像以上のスピードでびっくりしました。今は何の不自由もなく生活していますが、そんなごく普通な生活ができるようになるまでには、多くの努力をしてきたのです。

　島袋さんが事故で自分の両足を失ったと知ったとき、私達では想像できない位、ショックだったと思います。それでも義足の事を研究したり歩く練習をしたりと多くの努力が積み重なり、今の島袋さんの元気な姿があります。もし、私が事故で両足を失っていたら、島袋さんのように前向きに生きていくことができず、真っ暗な人生を送っていると思います。そう考えると島袋さんは強い心を持っていて「すごいなぁ。」と思います。

　今の私には島袋さんのような苦しみに耐える強い心、そして夢をあきらめない強い心がありません。今日の講演会を通してどんなつらいことがあったとしても、自分には越えられないと思うような壁があったとしても絶対にあきらめてはいけないんだと思いました。夢はあきらめたらそこで終ってしまうのです。絶対に叶うことがないのです。私はいつも目標を少し下げてしまいます。しかし、これからは、「エベレストに登りたい」とこれからの目標について語って下さった島袋さんのようにもっと上を目指していきたいと思いました。