27日午前5時31分ごろ、沖縄県で地震があり、糸満市で震度5弱を観測した。気象庁によると、震源地は沖縄本島近海で、震源の深さは約10キロ、地震の規模(マグニチュード)は6.9と推定される。沖縄本島で震度5以上が観測されたのは1911年以来99年ぶり。
同庁は、同県本島に津波警報、鹿児島県奄美市、沖縄県宮古島・八重山地方に津波注意報を出したが、午前6時30分に警報を注意報に切り替え、同7時にはすべて解除した。同県南城市では高さ約10センチの津波が観測された。
沖縄県などによると、地震のため那覇市の女性(74)が自宅で、ベッドから転落して腰を打ち軽傷を負ったという。また、同市や西原町、うるま市などでは水道管破裂の被害があった。
気象庁は、今回の地震は横ずれ断層型とみている。一方、揺れの強かった地域では降雨や余震で土砂災害の危険性が高まっている恐れがあるとして注意を呼び掛けた。(2010/02/27-12:04)
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