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興南、全国初制覇 沖縄県民に・・・感動と勇気を与えた

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20100403Lasima.jpg今日もラシーマへ向かう道中・・・「興南 全国制覇 おめでとう!」の表示を見ては島袋洋奨君の優勝瞬間!!!の笑顔を思い出しています。

今回の興南の成長は私(島袋勉)にとってもラシーマにとっても大きな励みとなっています。アリガトウ!

成長した興南!チームが一つになる勢いと強さを皆に見せてくれてどうもありがとう。

我喜屋優監督「生まれ変わった」と喜びを表現。

センバツ初V興南へ「琉球新報特別賞贈呈!」と連絡がありました!オメデトウ。

強豪校を相手に、悲願の初勝利!その活躍は沖縄県民に大きな自信と誇り、感動と勇気を与えた・・・と。あきらめない姿は確かに感動と勇気を与えてくれています!オメデトウ!

琉球新報より↓

興南、全国初制覇 島袋 入魂198球「打線信じた」
気迫の投球で延長12回198球を投げ抜き、興南を勝利に導いたエース・島袋洋奨=3日、甲子園(又吉康秀撮影)


◆延長12回沈着 切れない気持ち 成長 ナンバーワン左腕
 延長十二回198球。島袋洋奨の投球は圧巻としか言いようがなかった。何があっても気持ちが途切れない。投球数が増えるほど直球は威力を増した。
 序盤、変化球が定まらず、けん制悪送球で先制点を奪われた。六回に勝ち越すも直後に同点を許す。
 どちらに流れが傾いてもおかしくない展開。だが、自分でも驚くほど落ち着いていた。我喜屋優監督は「彼は言わなくても分かっていた。自分たちの野球をやろうとだけ声を掛けた」。
 冬場のトレーニングを信じた。甲子園での戦いも自信になっていた。準決勝から、山川大輔捕手の指示は「まっすぐ、まっすぐ」。それだけだった。
 5―5で迎えた延長十一回2死一塁、打者・荻原辰朗。カウント2―2から3球続けて140キロ台の直球を投げ込み、三振に仕留めた。最後、外角ぎりぎりに決まった球は142キロを記録、興南に流れを引き寄せた。
 延長十二回、自らの適時打で勝利を確実に。「抑えればみんなが打ってくれると信じていた」と振り返る。「198球も投げたと気づかなかった」というほど集中していた。
 昨年春夏連続、初戦敗退に終わった甲子園のマウンドで最高の投球。課題だったスタミナ不足も克服した。「成長した姿を見せたかった」。"大会ナンバーワン左腕"の笑顔が、ナインの真ん中で輝いた。
(与那覇裕子)

◆我如古 逆転の口火
 決勝で1安打を放ち、個人大会通算最多タイの13安打でセンバツの歴史に名を刻んだ興南の我如古盛次主将。試合前も「記録をあえて意識して緊張感を楽しみたい」と力強く誓っていた。
 日大三のエースで主軸を打つ山崎福也も我如古と同じく、12安打で決勝を迎えていた。我如古は打席で「山崎投手の投球に、ピッチャーとして抑えようという気迫を感じた」と意識。初回の第1打席は山崎の気迫が上回ってセカンドゴロに打ち取られた。四回の2打席目も山崎に緩急をうまくつけられて、三振に仕留められる。
 それでも我如古は右方向への意識をしっかりもって、六回の3打席目に向かった。「バットを振り抜くことを第一に考えた」と5球目の真ん中低めの変化球をたたくと、ライト前へしぶとく落ちる13本目のヒットとなった。「ライトに取られると思ったけど、落ちてほっとしました」と記録に並んだことに満面の笑みを見せた。このヒットをきっかけに興南は4点を奪って逆転。試合の主導権を握った。
 エース島袋洋奨は我如古の活躍に「主将、3番打者としてその活躍が助けになった」と感謝。チームを引っ張ってきた主将は「今朝、散歩したら桜が満開だった。チームが勝ち進むのと桜の開花が同じように進んだ」と、全国の頂点に立ったチームの成長に感無量の様子だった。
(普久原裕南)

◆「チャンス必ず来る」
 エースがコントロールに苦しみ、続けて四死球を出したところで、バックがエラー。3点差を追いつきながら、またもや守りのミスで追いつかれる。
 試合の流れは振り子のように行ったり来たりを繰り返したが、形勢では、先制して、一度は逆転されながらも追いついた日大三に分があるように見えた。
 興南ベンチも追いつかれ、掛け声が少なくなったという。ただ我喜屋監督からの「投手を中心に踏ん張っていこう。チャンスはいつか必ず来る」との指示が全員を奮い立たせた。
 七回、遊撃手の大城滉二が打球を素手でつかんできれいにさばくと、二塁手の国吉大陸も横っ飛びで好捕。三者凡退に取ってリズムをつくると、以降はエースがほぼ完ぺきに抑えた。
 十一回裏には四球を与えるが、好フィールディングで進塁は許さず、力の投球で11個目の三振。表の攻撃に入る打撃陣に勢いを与えるという意味では最高のおぜん立てでベンチに戻る。
 あとは「何が何でも出塁したかった」と、4番眞榮平大輝がヘッドスライディングで相手のミスを誘い、十二回のビッグイニングの幕開け。バックがもり立て、エースが抑え、粘り強い打線がつなぐ。勝利を信じてあきらめない気持ちが、最後の最後に本来の興南野球を取り戻させた。(新垣和也)
 

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