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興南・島袋くん...体力面だけでなく猛暑の中での見事な集中力

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興南、春夏連覇 偉業に県民沸く興南・島袋くん 夏の優勝を目指し蒸し暑さの中での連投に向け、体つくりをしていると話していましたが・・・体力面だけでなく猛暑の中で頭をつかう集中力も・・・見事でした!

2回戦以降、2度も2日連投・・・島袋くん。素晴らしい成長、そして目標の優勝後の笑顔には全国の大勢の方々も爽やかにされたそうです。

私(島袋勉)にもラシーマにも「島袋さん!沖縄・興南 優勝オメデトウ!!!」が届いています。ありがとうございます!興南・春夏連覇! 

目標に向けてあきらめず前進し・・・そして優勝!

この笑顔↓これは記録に残したいレポート

新聞記事より・2010夏の甲子園 春夏連覇島袋洋奨記録

島袋"沖縄悲願"叶えた783球!興南が春夏連覇

島袋
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<興南・東海大相模>春夏連覇を果たし山川(右)と笑顔で抱き合う興南・島袋 
 沖縄に初めて深紅の大旗が渡った。第92回全国高校野球選手権は21日、甲子園球場で決勝が行われ、今センバツ優勝・興南(沖縄)のエース左腕、島袋洋奨(ようすけ)投手(3年)が、東海大相模(神奈川)の強力打線を相手に1失点完投。打線も先発全員安打の19安打13得点で圧倒し、13―1で初優勝した。同校は史上6校目となる春夏連覇を達成。沖縄県勢にとっては、1958年に首里が初出場して以来52年にして悲願の夏の大会初制覇となった。

 4万7000人の視線を全身に浴びて、島袋が初めて吠えた。白い歯をのぞかせ、封印していたガッツポーズも見せた。勝った。甲子園を揺るがす地鳴りのような大歓声。駆け寄った仲間の歓喜の輪に、小柄な左腕エースはあっという間にのみこまれた。

 「うれしいという言葉しか出てこない...」

 島袋は振り返ったが史上6校目の春夏連覇、沖縄勢悲願の夏の優勝。成し遂げた偉業はとてつもなく大きい。

 準決勝まで5試合は直球勝負が中心だったが、この試合は組み立てをガラリと変えた。「ブルペンで変化球がストライクに入ったので、変化球主体にした。直球は東海大相模打線に狙われるだろうし」と裏をかいた。スライダーを軸に変化球主体の組み立て。直球の最速は143キロも130キロ台が中心。序盤から毎回のように走者を出したが、低めを丁寧について徹底して打たせて取った。許した得点は7回に失策絡みの1点だけ。島袋の代名詞ともいえる奪三振は4だがそれも勝ちに徹したから。決勝の舞台で自らが理想とする打たせて取る投球を実践した。

 沖縄代表として首里が初めて夏の大会に出場した58年はまだ米国の統治下。当時の植物検疫に抵触するとして甲子園の土を持ち帰れなかった悲話はいまだ語り継がれる。68年の「興南旋風」では中継を見るため街頭から人影が消え、90、91年の沖縄水産の2年連続準優勝に県民は涙した。

 92年生まれの島袋にとって「知ってはいる」という歴史上の出来事だ。今センバツ優勝後、島袋が「目標」と公言し続けてきた春夏連覇は、同校だけでなく沖縄の宿命を背負うことでもあったが「重圧は与えてくれる人がいるから感じられる。避けて通ろうとは思わなかった」。当時の記憶を重ねて、悲願達成を願う島んちゅの期待を、平成生まれの17歳は真正面から受け止め、そして快挙を成し遂げた。

 「エースとは、私生活も含めて誰からも非をつけられないこと」と島袋はセンバツ後も厳しく自らを律し、ガッツポーズを封印。一心不乱に、ただ夏の頂点だけを目指してきた。ウイニングボールを「洋奨が持つのがふさわしい」と我如古から渡されると「本当にやったのかな、と実感がない。でもこの夏のメダルは重く感じる」と笑った。

 試合後、興南側アルプス席から始まった勝利のウェーブは、東海大相模応援団も巻き込んで球場を2周した。計6試合、783球を投げて勝ち取った全国4028校の頂点の座。胸に輝く2つめの金メダルに、島袋の最高の笑顔が映えた。

 ◆島袋 洋奨(しまぶくろ・ようすけ)1992年(平4)10月24日、沖縄県宜野湾市生まれ。志真志小2で野球を始め、小3から投手。独特のトルネード投法は、小学生の頃から小柄な体をめいっぱい大きく使うために生み出した。興南1年夏にベンチ入り。同秋からエース。2年春から4季連続甲子園出場。好きなプロ野球選手はヤクルト石川。1メートル73、65キロ。左投げ左打ち。

 ≪47都道府県で27番目の優勝≫興南の優勝で沖縄勢は58年の初出場(首里)以来、夏の甲子園で初優勝。全国47都道府県では27番目。夏に優勝がない20県のうち岡山、埼玉、熊本、鹿児島はセンバツで優勝している。ちなみに、春夏ともに決勝戦まで進出したことがないのは山形、山梨、富山、島根、宮崎の5県。また、夏の大旗はこれまでで最も南だった大分(72年・津久見)を越え、最南端の沖縄に渡る

 

 

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