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捜索活動を続けてくださっている思いと働きに感謝

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いくつもの障害に直面するなかで,使命感をもって行方不明者の捜索活動を続けてくださっている方々の思いと働きに深く感謝しています。

仲間を失う悲しみのなかで,何が出来るかと考え地道に続ける働きがあってこそ続けられる捜索活動と感じます。 

******時事通信*****

地道に手作業、強風で一時退避も=原発10キロ圏の捜索隊員―福島県警

 福島第1原発の事故で、福島県警は半径10キロ圏内の避難指示区域で行方不明者の捜索を続けている。捜索に加わった県警特別機動パトロール隊の大内保史巡査部長(30)は17日、取材に応じ、「放射線への不安がないと言えばうそになるが、家族の安否を案ずる被災者のため地道にやるしかない」と語った。
 県警は7日から半径20キロ圏の避難指示区域で集中的に捜索を開始。14日以降は10キロ圏内にある沿岸の町、浪江町請戸に場所を移した。「当初は放射線への心配があった」と大内巡査部長。1歳の一人息子への影響を懸念した。放射線量は1日約7時間程度の作業時間の累計で10~15マイクロシーベルトといい、「恐怖感はない」と話す。
 防護服を着た捜索隊員は、各自が放射線を測る線量計を持ち、棒の先に金属製のかぎが付いた「鳶口(とびくち)」と呼ばれる道具でがれきをかき分けながら、手作業で不明者を捜す。10キロ圏内では重機を使っていない。
 捜索隊には放射線量を監視するモニタリング班があり、16日には強風が吹いて全員が現場に止めた車に一時退避した。防護服は不織布製。大内巡査部長は「防護服は動きづらく、破れやすい」と話す。がれきの下から遺体を見つけても運び出せないことがあり、「あすは絶対運ぶから」と手を合わせ、現場を後にしたこともあった。
 そんな厳しい状況下でも、気持ちを張り詰めていられるのは「使命感を持って当たっているからです」と大内巡査部長。東日本大震災では多くの警察官が殉職し、10キロ圏内でも県警双葉署員の遺体を発見した。「被災した仲間の分も頑張らないと。変わり果てたふるさとを復興させるため、何ができるかを考えるだけです」と表情を引き締めた。 

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