« 前へ | トップページ | 次へ »

いろいろ生じるなかで、航空自衛隊那覇基地所属のF15戦闘機墜落事故

[ ]

いろいろ生じるなかで、航空自衛隊那覇基地所属のF15戦闘機墜落事故。

*****琉球新報******

7月7日(木)

F15戦闘機墜落事故 那覇市長が空自に申し入れ

 
 航空自衛隊那覇基地所属のF15戦闘機墜落事故を受け、翁長雄志那覇市長は7日午後、同基地を訪ね、「墜落事故が、仮に那覇空港周辺で発生した場合、民間航空機等も巻き込む大惨事につながりかねない。早急にすべての所属航空機の安全点検を実施し、事故の原因究明と再発防止対策に全力を挙げ、その結果を公表することを強く申し入れる」と山田真史基地司令に申し入れた。山田基地司令は「再発防止に向けた対策には万全を期し、飛行安全をしっかり確保したい」と答えた。

 

空自那覇のF15墜落 操縦士不明、海に尾翼

 7月6日(水)

空自那覇のF15墜落 操縦士不明、海に尾翼
戦闘訓練中、墜落した空自那覇基地所属のF15戦闘機。「アメリカフェスト」で展示された際の写真=1日、米空軍嘉手納基地
 航空自衛隊那覇基地などによると、5日午前10時半ごろ、同基地所属のF15戦闘機1機が那覇市の北西約185キロ、伊江島から北西約140キロの東シナ海上空で戦闘訓練中、消息を絶った。捜索に当たった海上自衛隊機が、周辺海域で同機のものとみられる垂直尾翼などを確認しており、空自は墜落と断定した。
事故機には第83航空隊第204飛行隊の操縦士・川久保裕二3等空佐(37)が乗っていたが、安否は不明。自衛隊などが捜索を続けている。空自は事故調査委員会を設置、領空侵犯の恐れがある外国機への緊急発進(スクランブル)を除き、全国のF15の訓練を当面見合わせる。2009年1月の那覇基地へのF15配備以来、墜落事故が起きたのは初めて。
 空自によると、航空安全管理隊の約20人が5日午後、空自入間基地(埼玉県)から輸送機で那覇基地に到着し、調査に入った。
 空自によると、川久保3佐のF15は同日午前9時59分ごろ、那覇基地(滑走路を那覇空港と共用)を離陸、別の3機のF15と戦闘機同士の戦闘訓練を実施していた。10時33分にレーダーから機影が消える直前、ほかの3機に異常事態の際に訓練中止を意味する「ノック・イット・オフ」と連絡し、別のF15がレーダー基地などに緊急事態発生を伝えた。川久保3佐のF15が緩やかに高度を下げていく操縦士の目撃証言もある。川久保3佐が座席射出装置で緊急脱出した形跡は確認できていない。
 航空幕僚監部によると、周辺海域で午前11時39分ごろ、スピード・ブレーキなどを確認。第11管区海上保安本部によると、捜索海域で煙と油を確認した。
 空自によると、川久保3佐はF15の飛行時間が約1700時間のベテラン操縦士。編隊長として訓練を指導する立場だった。事故時は、機体同士が300メートルまで接近することもある戦闘訓練中だったが、難易度としては基本的な訓練という。4機とも実弾は搭載しておらず、ほかの戦闘機による誤射の可能性はないという。事故機は1、2日に米空軍嘉手納基地で開催された「アメリカフェスト2011」で展示されていた。
 那覇基地司令の山田真史空将補は「心配をかけていることを誠に申し訳なく思う。全力を挙げて捜索中で、細部についても確認中だ」とコメントしている。

<用語>F15イーグル戦闘機
 空対空戦闘を主な任務とする双発の大型制空戦闘機。長射程空対空ミサイルの運用能力と高性能レーダーを持つ。防衛省は航空自衛隊那覇基地所属のF4戦闘機を2009年1月からF15に切り替えた。同基地には約20機が配備されている。
 
ご感想やメッセージを、コメントやトラックバックでお気軽にお寄せください。

トラックバック(0)

このブログ記事に対するトラックバックURL:

コメントする

プロフィール

講演依頼を希望される方へ