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岩手日日新聞 自分の可能性信じよう

自分の可能性信じよう

          一関中 義足ランナー島袋さん講演

 一関市真柴の一関中学校(松尾芳弘校長,生徒310名)のキャリア学習講演会は28日,同校で開かれた。ラシーマ代表取締役で義足のランナーとして活躍する島袋勉さん(48)=沖縄県西原町=が「夢をあきらめない」と題し,生徒らに自分の可能性を信じて挑戦することの大切さを語った。
 講演会は,将来について考えるキャリア学習の一環で,全校生徒と保護者約40人が聴講した。
 島袋さんは,37歳で踏切事故に遭い,手術で両足を切断。同時に記憶障害,視覚障害も負った。
 療養中も不自由な体で病院内を一周するなど,歩きたい一心でリハビリした経験を振り返り,「できないからやらないのではなく,できるように努力する。足りない能力を補うことを考えるべき」と入院生活で得た教訓を述べた。
 2004年のホノルルマラソンなど,退院後に挑戦したレースの映像も紹介。「自分が一番苦手なことを克服したら,どんなことでもできると思った」と参加のきっかけを話し,「後悔はしたくないから,つらくとも言い訳せずに行動する。どんなに困難でも,夢を持って諦めずに続ければやり遂げられるはず」と呼び掛けた。
 生徒も目を輝かせて聞き入り,講演後は「夢に向かって挑戦する原動力」「今後の目標は」などの質問が出ていた。
 島袋さんは26日に同市東山町の介護老人保健施設さいき,27日には南小学校,花泉中学校でも講演会を行った。

岩手日日新聞2012年1月29日掲載版

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