京都の「安心、安全な水道水」（京都市上下水道局）が、過酷なマラソンに挑むランナーたちを潤す－。１１日に行われる京都マラソンの沿道１５カ所の給水所で、水道水がランナーに提供される。一番の狙いは水不足を起こさないためだが、京都マラソン事務局は「京都のおいしい水道水を、全国の人に知ってもらえれば」と話す。
　事務局の試算では、今回の京都マラソンでランナーに提供される水は約２８トン。コース沿いにある民家や事業所、大学など３８カ所の水道からホースでバケツに溜め、紙コップに移してランナーに渡す。
　東京や大阪、神戸といった先行する市民マラソンでは、ランナーに提供する水は主にペットボトルを使っているが、一部で、水が足りなくなった事例もあった。交通規制のある大会当日は、水を緊急輸送するのも難しいため、事務局は他大会の事例も踏まえ、水道水を用いることに決めた。２００９年まで行われていた京都シティーハーフマラソンで、水道水で給水した経験もあり、事務局は「ペットボトルのごみも出ず、輸送の費用もかからない」と説明する。
　市上下水道局は「京都マラソンのコースは市内の浄水場にも近く、新鮮な水を飲んでもらえると思う」と話している。水道の使用に協力してくれた民家や事業所には、水道代の代わりとして薄謝を進呈する。

 

日曜日の京都マラソンでは「京都のおいしい水」が使用されるとのこと．．．。いつもマラソン中の補給水には気を遣いますので，この取り組みは良いと思います。

「京都のお水」はどのような味がするのか．．．今から楽しみです。