自分なりに楽しくこの課題を潰せるようになることが,自分の夢を叶える一歩になると信じています。
島袋 勉 先生へ
私は今まで人に無理だよとか「やめといた方がいいよ」と言われると,すぐにあきらめてしまう性格をしていました。島袋先生のように失敗を考えず,自分がやり遂げた後のことを考え,楽しく試練を乗り越えようとする考え方には全くなれませんでした。
しかし自分の中で考えた時に,自分も幼い時や小学生くらいの時には思い描けていたと思ったんです。人に否定されるのが嫌いで成功する自分しか考えてこなかった。失敗す ることなど考えたこともなかったんです。しかし年が増えていくと失敗する数も増え,今度はそれを恐れ小さく小さくなっていってしまった。失敗を恐れて何事もやるようになってしまった。
でも私は昨日の島袋先生の話を聞いて,そんな風に思って行動していた自分がとても恥ずかしくなりました。もし自分が島袋先生のように突然足がなくなったらと考えると,想像も出来ませんでした。そんな先生の話はものすごく説得力 もありました。
質問にもありましたが,島袋先生には小さい時からなぜ?ということに関して,自分で調べる習慣があると言っていました。そういうところはもう17歳の私が今からやろうとしても遅くはないと思うので,積極的にそういうところに取り組んで行きたい,そう考えられるようになりました。もっと自分の中でもなぜと思った事でも,なるべく人に聞かず,自分で調べるという習慣をつけていきたいです。
このような話をして下さった島袋さんの話の中でも私が一番強く印 象的に残っているのは,目標はなるべく高く持ち,その為に課題となるものは一つ一つ潰して一歩一歩近付いていくというお話です。今までの自分の考えが360度だと変わっていないので,180度変わりました。自分は今の自分が何が出来るかを考え,目の前に目標を置いてやってきましたが,そうではなく,もっと前に上に目標を持ってやりたい,"日本一"という目標に向かって,今の自分達 に,自分に負ける原因はないのかという事を考え,自分達で一つ一つ潰していけないといけない,そこを見逃したら後で後悔するのは自分で,チームに迷惑をかけてしまう。そう考えたらチームの負ける原因を見逃すわけにはいかない,これを見逃したら"日本一"がまた一歩遠くなってしまう。そう考えられていなかった。だから今自分が出来る事に一つ一つ感謝し,全力でやりきるしかない。
でもこれは苦しんでやることではない。ここに自分なりに楽しくこの課題を潰せるようになることが,自分の夢を叶える一歩になると信じています。苦しむのではなく,今の自分には何が必要で,何が得意なのかを考え,百パーセントできる事を百パーセントやりたい。どんなに辛いことがあっても,乗り越えなければいけない試練も,前を向いて先の目標を見つめながらこれからの自分の壁を乗り越えていきます。今回は忙しい中,講演して頂きありがとうございました。
福島聖光学院野球部2年生
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