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福島 聖光学院 楽しみに応援しています。

全国制覇をイメージして 今できることに集中し いつものプレー 楽しみにしています。

****毎日新聞*****

<センバツ>「友や福島のため全力」 聖光学院・平野選手

3月26日(月)

<センバツ>「友や福島のため全力」 聖光学院・平野選手
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【鳥羽-聖光学院】三回表鳥羽無死、松宮の打球を捕り、一塁へ送球する聖光学院の平野雄馬選手=阪神甲子園球場で2012年3月26日、大竹禎之撮影
 第84回センバツ第5日の26日、第2試合に登場した聖光学院(福島)の平野雄馬遊撃手(3年)は、東日本大震災の被災地・福島県いわき市出身。中学時代に一緒にプレーし、別の高校で甲子園を目指す親友は、津波でグラウンドが被災し、満足に練習できない状態が続いている。「俺たちの分も甲子園で頑張ってくれ」。熱い思いを託された甲子園。チームは鳥羽(京都)を2-0で降した。

 親友は、県立いわき海星(いわき市)に通う松浦涼さん(3年)。2人は同市立小名浜一中の軟式野球部で一緒にプレーをした。「どうすればうまく点が入るか」。平野選手が1番、松浦さんが2番を打ち、作戦を立てるうちに友情が深まった。平野選手は「全国制覇できる学校に」と約100キロ離れた伊達市の聖光学院での寮生活を選んだ。

 昨年3月11日。状況は一変する。いわき市は死亡310人、行方不明37人に上り、約8万5000棟が被害を受けた。いわき海星も津波に襲われ、校舎1階が浸水、学校の入り口にはヨットや車が横たわり、倉庫の野球道具はすべて流された。「涼は大丈夫か」。不安が募った。無事が確認できたのは2日後だった。

 2人は昨年3月末、再会。平野選手は、松浦さんが携帯電話で撮影したがれきまみれのグラウンドの写真を見て、「信じられない」と、その被害の大きさに驚いた。いわき海星のグラウンドには今もガラス片などが残り、近くの高校を間借りしながら練習を続けている。

 初めて出場する甲子園。平野選手は大阪の宿舎に入った今月中旬、松浦さんに電話をかけ、弱音を吐いた。「どういうプレーをしたらいいのか。緊張している」。不安を口にする親友に対し、松浦さんは、こう励ました。「エラーを恐れずに全力でやればいい。はつらつとしたプレーでいわきや、被災者を元気にしてほしい」。平野選手の腹は決まった。

 平野選手は一回裏、左前安打を放つなど攻守に健闘した。【蓬田正志】
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