【5月9日 AFP=時事】乗馬中の事故で胸から下がまひした英国の女性がバイオニックスーツを使ってロンドン・マラソン(London Marathon)に挑戦し、スタートから16日後の8日、見事ゴールラインを越えた。バイオニックスーツを着てフルマラソンを歩ききったのはこの女性が初めて。
「ReWalk」というバイオニックスーツを着たクレア・ロマス(Claire Lomas)さん(32)を、ゴールのロンドン中心部の大通りザ・マル(The Mall)に詰め掛けた数百人の市民と馬に乗った3人の近衛騎兵隊員が出迎えた。
ロマスさんは夫のダン・スピンサー(Dan Spincer)さん、13か月になる娘のメイジー(Maisie)ちゃん、両親の声援を受けながら1日に2マイル(約3.2キロ)ずつ歩いた。
レース当日にゴールできなかったため、ロマスさんは公式記録には残らずメダルも与えられない。しかし、ロマスさんが成し遂げたことを認めて、同じレースに参加した十数人のランナーが自らが受け取ったメダルをロマスさんに渡している。
カイロプラクターだったロマスさんは、5年前の乗馬中の事故で胸から下が動かせなくなり、現在はジュエリー・デザイナーとして働いている。ロマスさんは、背骨や首の負傷によるまひの治療の研究のために8万6000ポンド(約1100万円)を超える寄付を集めた。
「事故に遭って以来、私はとても大きなサポートを受けてきました。このようなサポートを受けられない人もいます。私はとても感謝しています。腕が使えなくなった人もいます。治療法を見つけることが必要なのです」(ロマスさん)
イスラエルの企業家アミット・ゴファー(Amit Goffer)氏が設計したReWalkはモーションセンサーとコンピューターを内蔵しており、下肢がまひして、立ったり、歩いたり、階段を上れなくなったりした人でも動けるようにする。ReWalkの価格は43,000ポンド (約550万円)。(c)AFP=時事/AFPBB News
クレア・ロマスさんゴールオメデトウ!!!ございます。
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ロンドンマラソンコースを思い返しつつ,あのすべりやすい石畳の坂も前進されたのだろうと考え感動しています。
グリニッジのブラックヒースをスタートしてタワーブリッジ。それからロンドンアイへ。ウエストミンスター寺院などを走りバッキンガム宮殿近くがゴール。
あのコースをバイオニックスーツにロフストランドクラッチを使って前進し続けようと決意。そして最初の一歩を踏み出し,あきらめない喜びが伝わってきて嬉しくなります。おめでとうございます。
******AFPBB News*****
下半身まひの女性、ロンドン・マラソンを完走 バイオニックスーツを使って16日間
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