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「控え選手のサポートがあったおかげ。みんなで甲子園に行く」

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聖光学院,福島県内公式戦76連勝。この連勝が甲子園でも続くことを楽しみにしています。

やるだけのことをいつもやっている聖光ナインが甲子園での一試合,一試合を楽しまれますよう願っています。控え選手と共に,斉藤監督と皆が甲子園で本当に笑える日を楽しみにしています。

「控え選手のサポートがあってこそ!」その感謝の気持ちが大きな力に!

 *********スポーツ報知********

聖光学院V6!決勝最多14点...福島大会

ナインから胴上げされる聖光学院のエース・岡野

 ◆第94回全国高校野球選手権福島大会 ▽決勝 学法石川2―14聖光学院(27日・県営あづま) 劇勝で夏6連覇だ。福島大会の決勝は聖光学院が14―2で学法石川に勝利した。猛打が爆発、15安打を浴びせた。投げてはエース・岡野祐一郎(3年)が首筋に死球を受けるアクシデントにもめげずに完投勝利で、6年連続9度目の夏の甲子園出場に花を添えた。決勝戦での14得点は、県代表が甲子園に出場することになった1974年以来、最多得点。聖光学院は県内公式戦連勝も76に延ばした。

 記録ずくめで夏6連覇を成し遂げた。ガッツポーズもなく、クールに振る舞っていた聖光学院ナインは、一塁スタンドの控え選手の元に駆け寄り、ネット越しに出てくる手に触れるハイタッチ。恒例の儀式を終えると、男泣き。閉会式が終わり、斎藤智也監督(49)を胴上げする頃、ようやく笑顔になった。

2回1死三塁、三ノ輪の左犠飛で生還する聖光学院・関根(左)(捕手は学法石川・丹治)

 集中力で上回った。今大会初めて先取点を許す苦しい展開も関係ない。2回に先頭打者の斎藤湧貴(3年)の中前安打が、攻撃開始の合図だった。関根涼(3年)の左越え三塁打であっさり同点に追いつくと、打者10人で5点を一気に奪った。

 ハイライトは4回。先頭のエース岡野祐一郎が首に死球を受ける。騒然とするスタンドに、ナインは発奮。女房役の長井涼(3年)が言う。「わざとじゃないけど、当てられた。打って『もう1回相手ピッチャーをつぶしてやろう』と言い合った。自然とそういう空気になった」。長井も2点二塁打で加勢すると、打者12人の猛攻で6点を挙げ、相手のエース・松本匠(3年)をマウンドから引きずり下ろした。

 決勝での14得点は1県1代表になった1974年以来では、87年の日大東北の郡山戦(12―0)を超える最多得点。県内公式戦76連勝、夏6連覇で春夏連続出場も決めた。

4回1死二塁、中前適時打を放った聖光学院・園部

 斎藤監督は「今まで打てなかったが、今日は選手に覚悟があった。神がかっていた。バットとボールが吸い付いていた。高い集中力をほめてやりたい」と目尻を下げた。

 県内で無敵の強さを誇る完全王者には慢心がなかった。昨夏の甲子園を経験している斎藤は「自分たちの代で勝たないと意味がない」と叱咤(しった)し続け、指揮官は「春に出て、夏に続けて出られるのは30パーセント。負ける要素は緩みだ。このチームはずっと引き締め続けた」と言う。猛練習に加え、ミーティングで選手たちに訴えた。ベンチを外れた3年生が積極的に裏方に徹し、レギュラーはそれに感謝してプレーした。

 この日は、ベンチ横のホワイトボードに控え3年生が激励のメッセージを書き込んだ。ナインはそれを見て発奮した。長井が言う。「控え選手のサポートがあったおかげ。みんなで甲子園に行く」とキッパリ。2度の死球を受けながらも、108球の熱投で完投した岡野も「聖光の1番は、部員140人の思いがこもっている。責任感を持って最後まで投げました」。

 さあ、甲子園。「選手を日本一にしてやりたい」と斎藤監督。死にものぐるいで深紅の大旗を取りに行く。

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