福島・聖光学院のひたむきな粘り強いプレーに感動
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福島・聖光学院のひたむきな粘り強いプレーに感動。
あきらめず立ち向かう精神力が,輝いていました。
**********毎日新聞*********
<夏の高校野球>代打本塁打に逆転打...聖光学院・酒谷
○聖光学院(福島)4-3愛工大名電(愛知)●(9日・1回戦)
「ラッキーボーイ」が生まれるチームは強い。この試合の聖光学院がその典型だった。
主役は六回、9番・石井の代打、酒谷だ。2点を追う場面で「初球を打って勢いをつけたい」と心に決めて打席に入った。その初球。愛工大名電・東が投じた高めのスライダーを右翼ポール付近に放り込んだ。2点差に広がった直後の一撃だけに貴重なソロアーチ。さらに七回には逆転の2点打。これでチームは5季連続甲子園で初戦を突破できた。
「酒谷を六回に起用することができて、もう一度打席が回ったのは大きい」とほめる斎藤監督。そこまで期待するのには理由がある。同じく途中出場した福島大会決勝で、酒谷は延長十回、甲子園行きを決めるサヨナラ勝ちのホームを踏んだ選手なのだ。
それだけ信頼を勝ち得た選手なのに、レギュラーに定着していない。それは聖光学院の強みとも言える。部員数162人は出場49代表中で最多。酒谷は昨秋に外野の定位置を一時はつかんだが、「選手層がどんどん厚くなっている」と言う。
それだけに生き残りにも必死だ。この日もベンチから東の投球を観察し、自分と同じ左打者への初球にはスライダーが多いことを見抜いていた。「試合に出ている選手と常に同じ準備をしている」。ラッキーボーイには決して幸運だけでなったのではない。笑顔からそんな自信も感じられた。【大谷津統一】
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