大人に対しては,「人目線」で生きることの愚かさを説いていただいたと私は思っております
立秋とは名ばかりで,また秋のかけらも見えない日々が続いておりますが,いかがお過ごしでしょうか。過日は遠路沖縄から本町までお越しいただき誠にありがとうございました。
かねてから念願であった島袋さんの講演会を本町で開催することができ,静かな喜びに浸っております。本町の子ども達や保護者,教職員,一般町民に力強いメッセージを贈っていただき,心から感謝申し上げます。
小中PTA連合会主催の講演会ではありましたが,島袋さんには,幅広い年齢層の町民に熱く語りかけていただきました。
子ども達に対しては,自分の見方や考え方を大切にする ことや目標を持つことの大切さをお話いただきました。いろいろな障壁に負けずに,力強く目標に向かう島袋さんの姿は,多感な小中学生の心に深く刻まれたと確信しております。
大人に対しては,「人目線」で生きることの愚かさを説いていただいたと私は思っております。周囲の価値観に合わせていることの空しさや,失敗することを恐れて挑戦しないことの愚かさをお話になっておられました。
積極的な発想の仕方や気持ちの素早い切り替えの仕方など,私自身たくさんの学びがありました。
講演会当日に本校生徒会長が「お礼の言葉」の中でも申し上げた事ですが,本校の生徒会スローガンは「トライ! 阿部中」です。これは,私の学校経営方針のキーワードである「挑戦」という言葉に由来しておりますが,子ども達が何事にも勇気をもってチャレンジできるようになることを心から願っております。
講演会の運営に関して,当日は何かと行き届かない点があったことをお詫びいたし増す。たとえば,進行上のミスで「講師紹介」を省いてしまったことです。本当に失礼しました。
質問コーナーのダンドリもよくなかったと思います。当日,島袋さんにはじめて出会った小学生も随分手を挙げていたと後になって聞きました。小学生の素朴な質問をもっとたくさん聞きたかった・・・と大変残念に思いました。
観客席が少し暗かったのも,島袋さんにとってはお話がしにくかったのではなかろうかと後になって気付きました。何分にも,文化ホールを主催者側として使用するのははじめてのことでしたので,どうかお許しいただきたいと思います。
いろいろな不備があったとはいえ,当日の参加者からは「素晴らしかった」とか「大変勉強になった」「まだまだ自分が甘いと思った。頑張る気みなった」等も感想をいただいています。学びの深さは人それぞれだと思いますが,多くの参加者にとって,自分の生き方を再考する機会になったことは確実のようです。企画した者として本当に嬉しく思っております。
私自身は前夜の夕食からお帰りに」なるまで,直にいろいろなお話を聞かせていただき,大変勉強になりました。うまく表現できませんが,「何事も弱気で生きていたら,自分の人生じゃなくなる。積極的に強気で生きていかないと楽しくないし,人間としての成長もない」というようなメッセージをいただいたと思っております。島袋さんがお帰りになった後,妻とお互い気付いたことを話し合っています。本当によい機会をいただいたと感謝しております。
参考までに本校生徒の感想のいくつか同封させていただきます。子どもらしい素直な感動が綴られておりますので,どうかご笑覧ください。
校長室の窓を覆うゴーヤと朝顔の緑のカーテンに,しばし涼を感じる夏の夕方です。じっと我慢の暑さですが負けないで頑張ろうと思います。感謝の気持ちをまとめようとしましたが,気持ちばかりで駄文になり申し訳ありません。
ご多用の連日,どうかご自愛願い上げます。
今後ともよろしくお願いいたします。
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