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歩くだけで痛いのにどうしてフルマラソンに 挑戦しようと思ったのですか  

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shimabukurosan    jyo-hoku 011.jpg
=島袋勉さんへ
  講演に学校へ来て下さり
  本当にありがとうございました。
  痛いのにどうやって最初
  歩けるようになったんですか?
  
  歩くだけで痛いのにどうして
  フルマラソンに
  挑戦しようと思ったのですか
  教えてください
  お願いします=
             **************************************

★返事:
病院のベットで眼が覚めたら両足がなくなっていて、何が起きたのかさえわからず衝撃を受けたのですが、どんなに痛みがあっても自分ができることをして、早く退院して立ち上げようとしていた仕事をしなければと思っていました。
最初やっと義足が出来た時,装着して立つと痛みがひどく、歩くだけでも断端部に傷ができ、炎症や化膿が続き「これで本当に歩けるようになるなか?」と思いました。
でも、仕事に戻らなければならないので、どうしても歩けるようになるために,その時できることを必死で考えました。
病院で組まれたリハビリの時間以外は、自主的に筋力トレーニングを行い残された上半身を鍛え義足の調整の仕方を学びました
それで、なんとか歩けるようになったのです。
両足が義足になり特に苦手なのは長い距離を歩くことでした。
それで「この一番苦手なことが出来れば他のことも出来る。」そう思って「マラソンに挑戦しよう!」と、決めたのです。
まだ1キロも歩けない入院中にフルマラソンを目標にしたので「少しでも長く歩きたい!」と考えるようになり、長く歩くことから逃げるのではな長く歩くにはどうすればいいか?考え楽しくなったのです。

もし「仕事に戻る」という目標がなければ、仕事にも戻ることはなかったと思います。
「歩きたい」という気持ちがなければ、歩けなかったと思います。
でも、私は目標に向かって挑戦を続け自分の責任を果たすためにどうしたらいいか?まずは、どんなに痛くても歩けるようになりたいと思っていました。
両足がなくなり義足で歩くと、痛いだけでなく最初とても疲れたのです。
だからと言って歩かないと、本当に歩けない身体になっていくと感じました。
それで自分の責任を果たすためにいろいろなことに挑戦するようになったのです。

私は苦しみながら責任を果たすより、目標に向けて楽しく責任を果たす生き方をしたいと考えています。そのためには精神を鍛えるだけでなく、足がなくなったので身体も鍛えていないと本当に歩けなくなり、動けなくなるのです。だから夢に向かい、出来る方法を考え挑戦を続けているだけです。
夢があると、夢に向かう過程の苦労や課題は乗り越えていく楽しみと考え立ち向かえると私は思っています。

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