「雨の予想もあるので、今後の気象情報に注意を」
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豪雨の後ですので、今後の気象情報に注意して被害が大きくならないよう願っています。
***********沖縄タイムス************
元はハリケーンの卵、東に行くはずが...台風12号異例の接近
沖縄地方に接近中の台風12号は、元は太平洋で生まれたハリケーンの卵だった。本来なら東に進み北米方向に行くはずが、逆の西へ進み続けた結果、日付変更線を越え「台風」となった異色の経歴を持つ。24日にも大東島地方へ接近する見込みで、同様の「越境台風」が日本へ到達するのは1997年以来2例目。沖縄気象台の担当者は「いったん熱帯低気圧となってから台風に復活する事例もあまりなく、二重の意味で珍しい」と指摘する。
台風12号は、日付変更線より東の西経域で、ハリケーンに発達する前のトロピカルストームとして発生、13日に「さまざまな気象状況が重なって」(同担当者)越境し台風となった。
通常はその後衰退するか、太平洋を北上し日本から遠ざかるケースが多いが、太平洋高気圧が通常より北側にあったことが原因で、高気圧のへりに沿って西進し続けた。次第に海面水温が低くなったことで、18日午後3時には熱帯低気圧となり、千ヘクトパスカル前後の中心気圧を維持した後、再び勢力を強め20日午前9時に台風へと"復活"した。
「越境台風」は2~3年に1個の頻度で発生するが、越境しても日本までの距離が遠いことから、51年の統計開始以来、日本へやって来たのは97年9月の台風19号のみ。当時、沖縄地方への影響は少なかったが、上陸した九州南部などの太平洋側で大雨をもたらし、甚大な被害が出た。
沖縄気象台の国吉真昌防災気象官は「20日に県内で豪雨被害があったばかり。雨の予想もあるので、今後の気象情報に注意を」と呼び掛けている。(渡慶次佐和)
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