"アルプススタンドに応援のお礼をするナイン"

　第97回全国高校野球選手権大会（主催＝日本高等学校野球連盟・朝日新聞社）の11日目となる8月16日、興南（沖縄）は鳥羽（京都）と対戦し、4―3で逆転勝利した。同17日に行われる準々決勝に挑み、第4試合で関東第一（東東京）と戦う。（那覇経済新聞）

5年ぶりの8強入りをした興南の選手たち

　8回裏、1死三塁で打席に入った砂川謙斗が勝ち越しの適時打を放って逆転。興南は準々決勝に進んだ。試合後の監督インタビューで我喜屋優監督は「野球は素晴らしいスポーツ」と笑顔を見せた。対戦した鳥羽の力と試合展開を評価し、それと互角に戦ったナインに「よく頑張ってくれた」と感謝した。

　力投した比屋根雅也選手には「昨日の練習で登板を告げた。彼の力を信じた」と話し、投げきったことを高く評価した。オレンジで衣装をそろえた興南の保護者応援団は「やってくれると思った。いよいよ8強入り。優勝への第1ステップ」と次の戦いに期待を寄せた。
（南十字星エフエム、那覇経済新聞、石垣経済新聞共同取材）