最後まで気持ちであきらめることなく前に向かう粘り強さが輝く素晴らしい姿勢
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2015年夏の高校野球記録
最後まで気持ちであきらめることなく前に向かう粘り強さが輝く素晴らしい姿勢でした。
**************スポニチアネックス**************
興南・比屋根 153球&13Kも涙 指揮官は力投称える「よく投げた」
8月17日(月)
◇第97回全国高校野球選手権大会準々決勝 興南4―5関東第一(2015年8月17日 甲子園)
【写真】関東第一・オコエは左越えに勝ち越し2ランを放ち、バットを放り投げて絶叫する
ここまで2試合連続の逆転勝利で勝ち上がってきた興南が、準々決勝の舞台でもその粘り強さを披露した。点を取られても取り返す。2点を追う9回も諦めることなく1点を返してみせた。「全力を尽くした彼らに、もう何も言うことはありません」。負けたとはいえ、試合後の我喜屋監督の表情は充実感にあふれた。
2回に1点を先制されたが、直後に2点を奪い逆転。3、4回に失点して再びリードを許したが7回、城間の中前打で同点に追いついた。そして迎えた9回2死二塁、打席には関東第一のスラッガー、オコエ。敬遠の選択肢もあったが、ここまでオコエに対して4打数無安打、2奪三振と完璧に抑えていた比屋根に送った指揮官の指示は「堂々と勝負しろ」。攻めの姿勢を貫かせた。
決勝の2ランを浴びた比屋根は試合後のクールダウンでも涙が抑えられなかったが、指揮官は「暑い中、よく投げてくれた」と9回、153球を投げ、13奪三振と力投した2年生エースを称え続けた。「バックもよく守ってくれた。悔いのない試合ができました」。逆転の興南が最後まで聖地を沸かせた。
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