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琉球新報 挑戦から進歩実感 義足の島袋さん(中部トリムマラソン)

新報051121.jpg2005年11月20日 中部トリムマラソン 10.0km

051120-01.jpg 2005年11月21日(月) 琉球新報 夕刊 2面

挑戦から進歩実感 義足の島袋さん

両足義足のランナーとしてさまざまなマラソン大会に挑戦を続ける島袋勉さん(42)=那覇=が、中部トリムマラソン10kmの部に出場した。
挑戦の始まりは一年前の中部トリム3kmの部だった。この一年間で、ホノルルマラソンを皮切りにフルマラソン5回、24時間マラソンも2回の完走。「走り始めると進歩は思った以上に早かった」と、思い出のコースで成長を確かめた。
前回は初めて挑んだ3kmの距離を、全身汗まみれになってゴール。その後、あれよあれよとフルマラソンを走破していった活躍はテレビでも紹介された。各地で講演会に招かれ、「できないことはない」とメッセージを送る。
「両足とも(ふくらはぎから下を)切断しているから、ここの筋肉をつけるのは不可能って医者は言っていたんだけど」と、ひざ裏の付け根部分に力こぶをつくって見せた島袋さん。飽くなき挑戦で「奇跡的」に鍛えられた箇所が、踏ん張りを利かす力を与える。
今大会は補助つえをつきながら、1時間26分10秒でゴール。完走後も「15分台でいけると思ったけど。でも前回は最後のほうで、今回は人波の中でのゴールだから進歩だ」と、余裕のコメントだった。
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