二十二日発売の月刊誌「ランナーズ」一月号で発表された。市民ランニング界に貢献する人に贈られる賞で、同賞運営委員会が主催。

　今回は、島袋さんが、両足を失ってからマラソンを始め、それを続けている頑張りへの敬意と、マラソンのほか、講演などを通し多くの人々に勇気を与えていることなどが評価された。

　島袋さんは「普通の人と一緒に走りたいと思ってマラソンを続け、人の役に立てることがあれば、と思い講演も受けてきた。それが、評価されてうれしい」と喜んだ。

　同誌は、受賞者の島袋さんを詳しく紹介。二〇〇一年に事故で両足を失っただけでなく高次脳機能障害と診断されたが、自力で克服。〇四年から「一番辛いことを経験しておこう」とマラソンを始めた。

　義足特有の痛みやしびれに苦しみながらもマラソンを続け、さらに困難なことに挑戦しようと「エベレスト」登山を目指す様子を紹介している。

　授賞式は十二月三日、東京で行われる。