沖縄タイムス2007年12月5日掲載

夢への情熱　児童に伝える　大北小で島袋さん

「義足のランナー」島袋勉さんを迎えた講演会が11月22日、大北小学校で開かれた。島袋さんは児童らに「夢をあきらめない」と自らの体験を話した。

児童らに拍手で迎えられた島袋さんは「ないものねだりはしない、言い訳はしない、悪いところは隠さない」と、障害を克服するため工夫を凝らしたことを話した。また「夢をあきらめない気持ちが、久米島やホノルルマラソンなどでの完走を後押しした」と強調した。

島袋さんは体育館の中を疾走して見せたほか、義足も触れさせた。児童を代表して花束を贈った豊里莉野さん（六年）は「夢をあきらめず、挑戦する姿に感動しました。私もあきらめない気持ちを学び、何でも出来るようにしたい」と感謝していた。

講演会は、沖縄タイムス創刊六十周年記念として、本紙販売店が行った地域貢献事業の一環。