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福島民友新聞 「義足のランナー不屈の心伝える」

福島中央.jpg福島民友新聞 5月11日掲載 「特別賞クラブ活動報告」

 福島中央ライオンズクラブ(阿部節男会)は、一月の千回記念例会で、義足のランナーとして知られる沖縄県在住の島袋勉さんの講演会を開いた。「夢をあきらめない」と題した講演は、来場者に大きな感動と勇気を与えた。

 島袋さんを講師に選んだのは、同ライオンズメンバーで聖光学院野球部のメンタルトレーナーを務める前野栄さんの提案。島袋さんと同校野球部は、昨年夏の高校野球福島大会前に、同校で島袋さんが講演したのを機に交流。島袋さんの人となりを知った前野さんは、「人を前向きな気持ちにさせてくれる島袋さんの話を多くの人に聞いてほしい」と考えた。

 講演には約三百人が参加した。島袋さんは、踏切事故で両足を切断してから、フルマラソンを完走するまでの体験から、常にプラス思考で、自分にできることは何かを考え、夢に向かって進む大切さを話した。講演後は、参加者から「勇気をもらった」などの声が寄せられたという。先回記念例会実行委員長の渡辺豊さんは「島袋さんは会社経営者でもあり、参加者はそれぞれの立場で、島袋さんの話に勇気づけられた。みんながいきいきとした表情になれた講演会だった」と振り返る。

(写真)参加者に夢をあきらめない勇気を与えた島袋さんの講演

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