言葉の力借りて教育 偉人の石碑を設立
"子どもたちが発奮する言葉を刻んだ石碑を並べた道を作りたい・・・"子どもたちのために何ができるか・・・常に考え夢に向かう佐古さん。
幾つもの課題を乗り越え偉人の石碑をこの3月に2基設置・・・
佐古さんの次の目標!楽しみにしています。
★以下2009年4月6日(月曜日)讀賣新聞より
言葉の力借りて教育
偉人の石碑を設立 佐古利南さん67
岩国市にゆかりがある偉人12人の言葉を刻んだ石碑の設立を計画。綿帯橋近くに3月、ベルリン五輪男子陸上三段跳び金メダリスト・田島直人氏(1912~90年)らの2基を設置した。同市横山地区の公園などに順次建てる。
仕事を誇りにしていた父親と同じく教師の道を歩んだ。進学校の高校勤務が多かったため、「いい大学へ合格させる」を最優先に考え、それが生徒や保護者の望みと信じていた。しかし、管理職に就いた50歳前後から、「それだけで良いのか」と疑問を抱き始めた。
「教育とは、流水に文学を書くようにはかない業。だが、それを岩壁に刻むような真剣さで取り組まねばならぬ」
悩んだ時、父親から教わった教育者の言葉に何度も救われたことを思い出し、偉人の言葉を通じて「いかに生きるか」を生徒に伝えるようにした。
石碑設立を計画したのは3年程前。退職後も子供を巡る犯罪などの報道が後を絶たず、改めて言葉の力を借りて役立ちたいと思った。経済団体の支援や、自身の講演集の販売収入などで資金を準備。場所や石材の選定にも奔走した。
田島氏の碑には「勝利の喜びは、努力の過程にあり、勝利の結果にはない」と刻まれている。「言葉の背景にあるその人の生き様を感じてほしい。親子が夢を持つきっかけになってもらえれば」と願う。
(岩国市海土路町)
トラックバック(0)
このブログ記事に対するトラックバックURL:
コメントする