聖光学院!この夏の経験が大きな力になると確信しています。
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今年の夏の甲子園は,聖光学院の斉藤監督親子・そして2年生・歳内投手の姿勢にも感動。この経験が大きなこれからの力になると確信しています。
斉藤監督・・・この2010夏の甲子園・・・厳しい訓練を乗り越えてきたゆえに輝く親子の姿を見せていただきどうもありがとうございます!
新聞記事より↓2010年夏の甲子園 聖光記録
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3回2/3 10安打6失点の聖光学院・歳内。本来の出来ではなかったが、つめが割れていたことをいい訳にしなかった(写真:サンケイスポーツ) |
涙にくれる3年生を見ると自然と涙があふれた。歳内は顔を覆ったタオルをなかなか手放すことができなかった。
「課題の制球が...。高めに浮いてしまったのは自分の弱さです」
真っ赤な目をした歳内がこう話した。センバツの覇者・興南との一戦に先発した右腕は3回2/3を10安打6失点。実は初戦(12日)の広陵戦(広島)後にアクシデントに見舞われていた。右手中指のつめを割ってしまったのだ。3回戦(16日)の履正社戦(大阪)は何とか乗り切った。だが...。つめの影響か、この日は武器の"魔球"SFF(スプリット・フィンガード・ファストボール)にキレも落差もなく、痛打を浴びた。
勢いも欠いた。3-3の四回二死一、三塁で2番・慶田城開(けだしろ・かい)外野手(3年)を迎えた場面。歳内はカウント2-2から直球を内角高めに投げ込んだ。「よっしゃ!」。自信を持って投げたこん身の1球。だが判定は「ボール」。もうひと伸びしていれば...。次の球を2点適時三塁打されて降板しただけに、運命を分けた1球となった。
「(つめは)よくはないけど、投球には影響ない。関係ないです」
歳内はいい訳をしなかった。だが斎藤智也監督(47)は「球がうまく(指に)かからなかった。でもよくやったと思う」と"手負い"のエースをかばった。
高い能力は実証した。広陵戦はSFFがさえ、センバツ4強相手に5安打完封。履正社戦は速球中心の組み立てで、最後の打者を自己最速タイの142キロ直球で空振り三振に仕留めた。強豪校との対戦で通用した自信と、鍛えるべき課題をつかんだ大会だった。
「精神面も能力も、まだまだ通用しなかった。3年生(の先輩たち)に成長した姿を見せられるように、これから頑張りたいです」
歳内が先を見据えた。甲子園出場のチャンスはあと2度ある。スピード、スタミナ、投球術...すべてを成長させ、まずは来春のセンバツで甲子園のマウンドに戻ってくる。
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